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生きること。

2008-07-09

神戸で占いをしている りょうです。
昨日、夜の22時くらいに何となくテレビをつけてみると
映像が映りました。

我が家はテレビの受信が上手にできないようで、ほとんど
砂嵐状態なので、テレビがあってもあまり見ないのです・・・。
が、昨日はたまたまつけたチャンネルが珍しく鮮明に映っていたので
テレビに見入ってしまいました。
見た番組は・・・・


『あの日僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった』
カウラ捕虜収容所からの脱走

でした。しかも放送が始まって既に一時間ほど過ぎていた模様。
出演者は、小泉孝太郎さん 大泉 洋さんなどなど。

戦争モノのドラマでカウラ捕虜収容所で捕虜として捕まっていた
日本人のお話でした。

このドラマ、見た人も多いとは思いますが、ドラマが終わってから
しばらく放心状態でした。

ドラマのあらすじなどは割愛しますが『生きたい』と言うこと
自体が罪であった時代。今では想像もできません。

死んで祖国の花と散れ が徹底されていた時代ですから『生きたい』
と主張することは恥であり、許されないことだったのですね。
生還した人の中には生きて帰ってきたことを悔やみ続ける人もいたの
でしょう。

事実、ドラマでは自分が捕虜であったことを長年誰にも言えなかった
とありました。捕虜として拘束されることも恥であったのですね。
『生きたかったあの人が死んでしまい
死にたかった自分が生きてしまった』
と主人公は言っていました。

少し前、友人のおじいちゃんの自分史の作成にほんの少しだけ携わる
ことがありました。
友人は
「おじいちゃん、戦時中の時のことは驚くくらい鮮明に覚えてて
今も、当時の人たちと年に一回くらい集まるねんけど、みんな
昨日のことのように話をするねんて。今はみんな80歳を過ぎてて
それこそ60年も前のことやのに・・・・」
と言っていました。
確かに出兵のときのことや戦時中のことは詳細に記されていた。

「今の私達の生活の中じゃ考えられないけど、
 自分の生死をかけた時のことやからやろうな」

と友人と話をしていました。
おじいちゃん達にとって、最も「死ぬこと」が自分に近かった時
であり「生きること」について考えさせられたときだったのかも
しれません。
そして友人は
「今もおじいちゃんの仲間は元気に長生きしてるねん」
と言っていました。
20代で戦死してしまった仲間たちとのことを昨日のことのように
話し、そして今も元気で生きてくれているおじいちゃん達。
それぞれの60数年間があっただろうけど、私には想像もつかない
ことばかりなんだろうと思います。

死ぬことを覚悟しての出兵、そして生還、終戦。
その後、変りゆく時代の中で生き続け60数年。

『生きること』

とは何か?を必死で考え続けた人生なのかもしれない。
私達の世代が考えるより、もっと深く熱く。

私は「戦争を知らない子供達」の子の時代にあたる。
日常生活において「死」を意識することは殆どなく
「生きること」をことさら考えることはない。

なんだか昨日のドラマでは自分が存在する根本の部分を
考えさせられた気がした。
そして胸が痛かった。なんでだろう・・・・。

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Posted by remain 15:24:20 │Comments(0)TrackBack(0)

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