現在の我が国は一年を365.2425日とするグレゴリオ暦を基盤としているが、この暦はそもそも西欧の思想から出来上がっている。
グレゴリオ暦の見方の基本を成のは太陽を中心である。
地球が太陽の周囲を一周するのに約一年かかるので地球が太陽の周りを通るコースを太古の人は十二分割し(獣帯・ゾーディアック)、一年を十二ヶ月、一ヶ月間を三十日〜三十一日とした。そして更に占星学はその十二の分割の一つ一つを部屋や宮殿に見立て、古代ギリシャやローマの神話に基づく名称・性質を配した。
一方中国の暦の基本となる考え方は木星が基準となっている。
木星が太陽の周りを一周するのに十二年かかるのを
古代の中国人が発見し、木星が通る道のりを十二分割し、その一つ一つに獣の名称をつけ、気質や事象等を配した。(十二支)
占い以外にも各月や日にち、時間などすべてこの十二支を基準にしている。(一月は丑月、十二月は子月また午前二時は丑の刻等。)
同じ時間に対する考え方も東洋と西欧ではこれだけの違いがあるが、
時間に対する西欧の概念は、始まりと終わりのある直線的時間。根本はキリスト教世界の創造と終末の考え方にあり、時間に従って原因―結果が生起する(ニュートン的自然観)で、等質的で数量化できるような客観的時間となる。
東洋の概念は、時間の流れは周期的に変化しそれを繰り返す、生命体の栄枯盛衰を支配し生命的。質的変化を根本とした時間であり「易経」の理念と深いところで結びついている。 次回に続く。