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プロの占い師が集う[占いブログ]



ジャンヌ・ダルクは聖女か魔女か?

2006-05-10

1429年フランスはシノンの地に向け、急ぐ人物があった。
騎乗の主はロレーヌのラ・ピュセル(乙女)ジャンヌ・ダルクである。

彼女はシャルル7世への謁見を果たすため、ドン・レミと言う村からはるばる罷り越したのだった。

いよいよシノン城に到着、大広間でシャルル7世は
貴族達の中に紛れ込み分からないようにしていたが、顔も知らぬはずのシャルル王太子をジャンヌはすぐに見つけ出してしまった。
そしてこう言った。
「我等が気高き王太子様へ神のお告げを持ってまいりました。」
ジャンヌはシャルル7世に、「我がフランスはイングランドから包囲されたオルレアンを開放し、王太子さまはランスの大聖堂にて戴冠され国王になられます。」
と告げた。その言葉をすっかりシャルル7世は受け入れ、ジャンヌの要望どおり軍隊を与えた。果たせるかなジャンヌの果敢な功績によりフランスはイングランドの手からオルレアンを取り戻した。あまりにも有名な伝説化した史実だが、当時、ジャンヌは実に色々な呼ばれ方をしていた。
「聖女」「魔女」「悪魔の手先」「フランスの娼婦」等々。
ジャンヌを「ウィッチ(魔女)」と呼んだのはイングランドの勇将・ジョン・タルボットである。
プライドが高いイングランド人はフランスの田舎娘にしてやられたと認めるのがよほどに忌々しかったと見える。よって、ジャンヌがコンピエーニュで捉えられるや身代金を払って彼女を手に入れると異端審問にかけ、不当な酷いやり口で火炙りにしたのである。謂わばジャンヌは政治の黒い謀略の巻き添えになったのは明白であろう。

だがそれにしてもジャンヌと言う人物はあまりにもベールに隠された部分が多く、人間らしさを感じない存在になってしまっている。

彼女がシノン城でシャルル王太子を見つけた事やその他にも数々の不可解な神通力めいた力を発揮している事は史実に残されている。

私なりの理解としてはジャンヌには確かにある種の神通力があったと思う。

が、相当に思い込みも激しく、自分の感じる事が真実の神通力なのか思い込みなのか見分けられる精神状態になかったのではないかと見ている。

神の声を聞いた時、それは神ではなく自分自身が将来を予見していた可能性が非常に高いのではあるまいか?そう思えて仕方ない。

まさに「占い師」の天与の分を授かっていたと思う。

前にも記したが、中世においての魔女は産婆さんや占い女をしていたと言うことを考えればジャンヌは
魔女の要素があったとも考えられるが、やはり「魔女」としての生活や活動はしていなかったのではないだろうか。
ジャンヌ・ダルク物語のHP
http://www.sonypictures.jp/archive/movie/joanofarc/

Posted by rumitan 00:26:00Comments(2)TrackBack(0)

作り上げられた魔女のイメージ

2006-05-04

古い昔からヨーロッパには確かに魔女は存在していた。
しかし、多くの人がイメージするようなサバトの宴に箒にまたがって空を飛行して行くような事はせず、「産婆」をしていたり、薬草を使って病人を治療したり、占いをして人々を悩みから救ったりと言う存在であったと言う。
だが、「グリモワの書」と言う中世ヨーロッパで流布した呪術書には数多くの悪魔や使い魔の召喚法について記載されているし、「空を飛ぶための軟膏」
の処方について書いていない魔法書は不完全な魔法書だと言う人々の存在がある。
この現代にも魔女は実在する。

私なりの見解としては、前にも述べた産婆や占い女
の一部が薬草の中に麻薬性を含む種類のものがあると言う事を知り、いつしかその麻薬の虜となった。彼女(或いは彼)等は麻薬の快楽に浸るための集まりを開くようになった。
折りしも世情は異端審問の嵐真っ只中。
1233年、教皇グレゴリオス9世によって「異端審問官」制度が制定され、異端者が迫害を受けた。
それが1318年にはヨハネス22世が異端者と魔女を同一視し、異端審問官に「いつ何時でも裁判を開廷し判決を下す」権利を与えた。
麻薬に神経を侵された「堕魔女達」は次々と捕らえられ裁判にかけられるも、破壊された意識ではろくに尋問に答えられるはずもなく、結果異端審問官や当時の有識者等によって半ばでっち上げの自白をさせられた。彼らの開いていた「麻薬パーティー」はサバトの儀式だと決め付けられるに至った。もちろん、大変多くの魔女でもなんでもない普通の庶民や農民の男女も隣近所の密告であらぬ嫌疑をかけられ、果ては火刑台の煙と消えて行った。その数は30万人とも300万人とも言われてる。
彼らは異端審問官に犠牲にされたばかりではなく、
一部の頭のラリった「堕魔女」達の犠牲になったとも言える。

彼ら、「堕魔女」達の裁判と処刑に関する限り、
現在でいうところの「麻薬取締り」であり、
さしずめ異端審問官は「麻薬捜査官」としての側面を持っていたようだが、カトリック派聖職者や権力者達の権力誇示の汚れた意図があったのもまた事実である。
この21世紀の世の中も中世人と意識はたいした変わりはなく、あの頃とは違った形での「魔女狩り・魔女裁判」的な現象はいくらでも存在している。
愚かなりし。人間共よ。この私もご他聞にもれず‥

Posted by rumitan 02:53:52Comments(0)TrackBack(0)

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