天守閣にこれ以上 籠城するのはさすがに迷惑だと思い、荷物を持って天守閣を下りる。
下に着くと大きな入口の木戸が閉まっていた。
すぐに警備員さんが出てきて、木戸の小さいところを開け「どうぞ」と通してくれた。
時代劇で、夜な夜な悪代官低で密会する越後屋が出入りするあの、小さな木戸である。
これも閉場まで籠城していたからできた、ラッキーな出来事である。なかなか経験できないことだと思う(笑)
小さな木戸をくぐり抜け外へ。
まだ、陽は明るい。
とりあえず、天守閣から見えた海岸へ向かう。
たどりついた海岸は、江ノ島海岸や鵠沼海岸の様な、メジャースポットの様子はまったくなく、市営の海の家が一つあるだけ。
砂利浜の一部分に砂浜が申し訳程度に40メートルほどある、場末の海岸といったところだった。
初老の男性が一人泳いでいた。砂浜では学校帰りの女子高生3人が裸足になってきゃーきゃーと水遊びを楽しんでいた。
言い方を変えると プライベートビーチである(笑)
日陰を探し、座り本の続きを読む。
潮風を感じながら、夕暮れ時の読書はいい感じである。
この海岸でも1時間半過ごし、日が暮れてきたので小田原の街へ戻ることにした。
街に戻る途中にマクドナルドを発見、入店しコーヒーを注文する。
カウンターに座りノートを広げいろいろとまとめることができた。
時計を見ると8時近くになっていた。
そろそろ帰るかと、駅に向かう。
駅に着くと、到着した時、あまりきずかなかったのだが、改めて小田原の駅(写真 ※クリックしてください)を見ると、どこか異国の駅を思わせるたたずまいに感動した。
ホームに降りると電車は到着していて、5分後に発車した。
今回は、往復の電車内、小田原城での籠城、場末の海岸、マクドナルドで、家で籠ってしようとしていたことが全て出来てしまった(笑)
家に籠っていたら、きっと暑さで頭がぼーっとして、昼寝をしていたと思う。
「旅先にもっていってしまおう」この発想に、われながら柔軟になったものだと、つくずく感心してしまった(笑)