今日の午後、82歳になる老紳士が占いコーナーへ来られた。
ブレザー姿にループタイ、ハットを被り、片手にはステッキ…見るからにお洒落な老紳士だった。
ホテルを経営しており、未だに現役で働いているせいか、肌には艶があり矍鑠(かくしゃく)としている。
18歳で嫁いで来た奥さんには逃げられたとのこと。
最近気になる女性が現われて、結婚できるかどうかという相談である。
な、な、なんと、相手の女性は34歳なのである。しかも身長が177センチもあり、かなりの大柄な女性である。
ところが、この老紳士は、身長が177.6センチあるというから、負けてはいない。大正生まれにしてはかなり大柄である。
しかも、「三高」の条件を具備しているのだ!
「三高」とは、1980年代末のバブル全盛期の時代に、女性が結婚の条件として男性に求めた、1.高学歴、2.高収入、3.高身長の3つの条件のことである。
この老紳士は、京都大学(何学部かは不明)を主席で入学した。本人が言うには、物理と数学は満点だったそうだ。
会社(ホテル)を経営しているので、当然収入も多い。
鑑定時間は約90分だったが、財布には福沢諭吉がびっしりと詰まっていた。
ところで、相手の女性も(半分冗談だと思うが)両親に、この「花婿候補」のことを話したら反対されたそうだ。
ばついちで、しかも82歳!(余命いくばくもない…と言っては失礼になるが)
この紳士は、彼女と結婚して子供を3人作って、大学まで出すと言っている。
100歳になる頃には、上の子が大学へ入れるか…なんて真剣に夢を語っておられた。
弁護士に相談すると「出来ちゃった結婚すれば、親も認めざるをえない」とアドバイスしたらしい。弁護士も弁護士である。
でも、流石に初婚の女性では気がひけるということで、「一旦結婚して別れてくれば、ばついち同士で結婚しやすくなる」と彼女に伝えたそうだ。
でも若い男性と結婚して子供でも出来れば、そう簡単には別れられないと思うのだが。
その紳士の命式は、次の通りである。
【年】甲子・比肩・沐浴
【月】己巳・正財・ 病
【日】甲辰・ ・ 衰
今年は、食神・養となっている。どおりで、色気が出てくるはずである。