君子豹変

img183.jpg サッカー選手が女性を暴行したというニュースがあった。 男女のもつれは面倒くさいものだ。
"君子豹変す"という言葉は、この選手みたいに、とつぜん性格や態度が悪く変わる時に用いる。 しかし、本来はそういう意味ではない。 言葉の出典は易経である。 その中に「澤火革」というのがある。 改革や革新を表す卦である。 君子は豹のように"美しく"変わるという意味である。 その澤火革(上爻)には、続きがあり、「小人(しょうじん)革面...」となる。 小人とは、器量の小さい人、人徳のない人で、表面は(美しく)変わったように見えて、中身は変わらないということだ。 外見だけ君子づらをしている人はたくさんいる。 そういう輩は、自分が不都合な状況に陥ったときに、血気が出たり怒ったり、暴力を振るってしまうことが多い。 内面を常にみつめ、邪心を剔抉するように努力する必要がある。 そういう努力ができない人は、身体は大人でも中身はいつまでも"小人"であり、自分を変革できる人は"君子"となり、また"大人(たいじん)"となることができる。 因みに「大人虎変」、大人(たいじん)は虎のように美しく変わると、易経では説いている。