肥遯

易経の天山遯・上爻に"肥遯(ひとん)"という言葉が出てくる。

字は似ているが「肥えた豚」ではない ( ̄▽ ̄;)

「とんずら」という言葉のように、遯(とん)には「逃げる」意味がある。

肥は、「豊か」という意味で、肥遯は「ゆたかにのがる」とも読む。

易の大家・高島呑象(嘉右衛門)先生は、明治9年に事業を引退するときに占ってこの卦が出たと言われている。

その後の余生は易の研究に没頭していった。

ある程度事業で成功したからこそ、この卦が与えられたのであろう。

もっとも彼が隠棲したときはまだ40代だったから研究にも没頭できたのだろう。

私は高島氏のように易一筋には生きられない。

最期まで「肥遯」の境地は求めず、現役で活躍したいものだ。