Xmasが近づいた。キリストの生誕年は諸説があり定かではないが、誕生日が12月25日でない事は確かである。
毎年Xmasになると、街は若いカップルで賑わって来る。彼らにとって、『キリストの誕生日』はどうでもいいようだ。いつの間にかXmasが恋人達のデートの日のようになってしまった。嘆かわしい事だ。
デパートが繁盛するのは分かるが、ホテルが繁盛すると言うのは、理解に苦しむ。
今朝の新聞で見たが、某ホテルが1カップル限定で1泊1500万円のコースを売り出した。どこかのセレブをターゲットにした企画だろうが、彼らはXmasを利用して金儲けしか考えていない!
宝石で出来たクリスマスツリーもついてくるわけだが、誰がこのホテルに宿泊するか、興味津々である。
昔、30年以上も前になるが、オー・ヘンリーの短編小説`The Gift of the Magi'を読んだ事がある。日本語では『賢者の贈物』と訳されているが、Magiとは、正確に言えば、新約聖書に登場する「東方の三博士」のことである。マタイ伝福音書によると、東方から来た博士達は、幼子・イエスに、黄金、乳香、没薬などを捧げた。
小説『賢者の贈物』では、貧しい若夫婦が、それぞれ自分の大切な物を売って相手の為にプレゼントを買うのだ。
ストーリーはご存知の方も多いだろうから割愛するが、結局、オー・ヘンリーは、お互い無駄な事をしたようだが、彼らこそが「賢者」だという。
愛はお金で買う事はできない。大事な事は、愛する人の為に自己を犠牲にできるか否かである。
1泊1500万円のクリスマスプレゼントが「愚者の贈物」にならない事を祈るものである。