占い師の占術や開運指導は百人百様である。占術はいろいろあってもいい。的中していれば問題はないのだから。
しかし、開運指導においては、いい加減なものも結構あるようだ。
例えば、名前を見るたびに字画の悪い部分を指摘して、改名を勧める。現実問題として改名できないので、その代りに開運の印鑑を勧める。
また、パワーストーンと称して、水晶やいろいろな石を勧める占い師もいる。中には、しばらく使っていると邪気を吸い取るので、「邪気祓いをしなければならない」ということで定期的に通わせるケースもある。
占い師が本当にそういう類のもので開運出来ると信じていて、また実際にそういう体験をしているのならば話はわかるが、ただビジネス(金儲け)としてやっている輩も多い。
お札(ふだ)に「気」を入れるという占い師もいるらしい。一番「原価」がかからない方法だ。
これと似たものは、スピリチュアルな本でも見られる。自分を神格化しているのかどうか知らないが、本の巻末にシールみたいなものが付いていて、身の回りの物に貼り付けることによって「ご利益」があるというものだ。
納税日本一だったというS氏なんか、よくやっている。失礼だが、本の中身は大した事は書いてない。シールを貼れば「私も金持ちになれる」と思っている人もいるのだろうか。
はっきり言うが、開運を願う前に、自己を深く見つめ、不足なところや醜い部分を省察する必要がある。
日々、自己を変える努力をする中で自ずと運気は高められてくるものであって、何かにすがって得るものではない。
よしんば万物によって「ご利益」を得たとしても、真の開運には至らないことを肝に銘じておくべきである。