日本株式相場のこの1ヵ月の暴落は、10年に一度あるかないかの歴史的下落劇である。
1月22日あたりの計算では日本企業の時価総額が年末から比べ、短期に83兆円減少した形になった。
株式に投資した人たち、企業も含め日本の資産がゴッソリ減ったかたち。
これは「爆撃」です。外資による爆撃・・・。
日本はバブル崩壊後、低金利でお金を貸し出す政策を打って出、株価も低迷していた。
ここに目をつけた外資ファンドが、ドルを多量持ち込み、為替差益を得ながら日本円に変え、その資金を担保に日本の金融機関から低金利でお金を借り、安い株価で放置の世界に通用する「一流企業株」を買いあさり、筆頭株主となり、株主総会で高い配当を要求、利益を上げる。
徐々に買い上げていくので株価は上がっていく。
それを見た日本国民や企業が後から株を買っていく。。。
日本全体の株価はあがる。上がったところで少しづつ売り抜け円(えん)に代えて行く。
それをまた担保に融資を受け、信用余力も使い買いあがっていく。
これがここ数年、繰り返されていた。
「骨太日本企業」「構造改革」
リストラをし、勤労国民を切り捨てながら、企業は外資の買い上げとともに時価総額をあげ、筋肉体質になっていった。
在勤のお給料も据え置き、福利厚生も切り捨てて。。。
お給料の上がらない勤労層は財テクだと、上がる株価を指を加えてみてるだけではと参入、また、団塊の世代の人達も、もらったばかりの退職金を投入し、年金生活者は貯蓄を、主婦は虎の子を入れ「増える喜び」をほんの少し味わせてもらった。
これぞ「太らせてから喰う」という外資の作戦。
なんたって、日本人の貯蓄率は世界最高水準。資金量は半端でない。
もってる人は持ってる。吐き出させて、吸い上げたいがため、ここ数年、日本株式市場がターゲットだったのかもしれない。
今回の下落要因は「アメリカの低所得者向け住宅融資(サムプライムローン)」が発端なのだが、震源地のアメリカでさえ、短期で15%の下落率。
なのに、日本株は30%以上の下落率である。
これって変じゃないですか?
しかも昨年はアジア市場、ヨーロッパ市場、世界株高の中、日本株だけがおいてけぼりだったにも関わらずだ。
ここ2年、日本株は調整を続け放置されていた。
そして、今年に入ってからの株の暴落。
アメリカの景気減退によりドルが安くなり円は強くなった。円が強くなると輸出企業の収益にダメージがあるということで、さらに主要株が売られ株安が起こったという今回の暴落背景。
外資は日本株を売る側にまわり、売りたたき、現金に変え、高くなった円で安くなったドルを買い、円高差益を受けながら引き上げていった。
いっけん、見た目は何も変わらない私達の日々の生活。
しかし、これは「見えない爆弾」「見えない盗賊」にあったようなものなのである。
知らないうちに日本国民や日本企業の資金が吸い上げられていった。
実は現在「マネー戦争敗戦国 日本」なのである。
日本は現在、エネルギー自給率が4%程度で、また食料自給率も35%程度。
資源やエネルギーを大量にもつ国に頼らなければ生きてはいけない国。
ならば「資金」だけでもシッカリもっていないと相手されない。。。
なのに、短期で83兆円が消えた。
首相は「我々の問題ではない」と絵空事発言。
「大丈夫なの?日本?」
今のところ、円(えん)為替が強いというのだけがまだ救いである。輸出業(自動車、電気製品)は確かにダメージであろうが、
為替が高いということは、日本という国、円がまだ認められているということだろうから。。。
マーケットは正直。
常に先取りでシグナルを出す。
今後の日本の行方が気がかりでならない。
この「みえない焼け野原」から、立て直せる「強き国」であってほしい。
皆が、「強き国民」であってほしいと思う。