英語で
プルーローズというと、不可能、ありえないことを意味します。
この意味を理解するには、
デルフィニジンという言葉を知る必要があるかもしれません。
デルフィニジンとは、
ギリシア語のデルフィニ(英語のドルフィン=いるか)から来た言葉で、色素の名前です。
古代のギリシアでは、イルカの色は水色〜青に見えたようです。
きっとエーゲ海の空と海の色を、イルカの滑らかな肌が映していたのでしょうね。
自然界のお花を青く見せているのは、全てこのデルフィニジンという色素です。
写真はわたしが好きな青色のお花を集めたものですが、これは全てデルフィニジンで発色しているのです。
ですから逆に、
デルフィニジンを持つ可能性のない花は、決して青くはなれない、ということになります。
そして
自然界のバラは、デルフィニジンを持つことができないのです。
ですから、青いバラは自然界では完全なる幻・・・
──ありえない、の代名詞であるのも、無理はないのです。
わたしは青い花が好き、そしてバラが大好き。
ですからずっと、青色のバラには関心を持ってきました。
オランダの園芸家は、
青色インクを白薔薇に吸わせることで、青薔薇を創りました。
これは凄まじいばかりに鮮やかな青の薔薇です。
現在青薔薇、と検索するとヒットするのもの殆どがこれです。
日本の園芸家も同じ手法で薔薇を染めていますが、あの青さには敵いません。
同様の手法で様々の色の薔薇があります、オランダでは現在、手に入らない色の薔薇はない、とまで言われています。
日本の花屋さんでも輸入は可能です!
ただ、色落ち(水が染まるので、白い花を一緒に生けると、その子まで青くなってしまいます)するので要注意。
インクを使わない方法では、品種交配があります。無数の園芸家がこの方法で青薔薇作りに挑戦してきましたが、作れたのは
限りなく青に近くても、紫としかいえないものばかりでした。(おかげで今では、かつては珍しいといわれた紫の薔薇はカンタンに手に入ります)
そしてついに昨年、科学の力が真の青薔薇と呼べるものを開発しました。
サントリーが創造した、ブルーヘヴンです。
これは遺伝子操作によって作られた人工花ですが、お花としては造花ではなく、生の、生きたお花です。
今日の一枚に貼ってあるのがそれです(9/3分)
いかがですか?
これはかなりホンモノの色に近いんですが…
どうかな? 青いと呼べるでしょうか?
これは現在、シーズン中(六月〜七月が薔薇のシーズン)なら170円前後、オフでも250円程度で手に入ります。
ただし、非常に花びらが傷みやすいので、店頭に届いたときはすでに変色しかけてしまっていることが多いのです。
わたしのとったこの写真は、奇跡的な一枚でした。お店で一番綺麗なのを選んだのでした^^
では交配で作られた青薔薇はないのかというと、
実はあります。
なんと名だたるプロ園芸家たちを苦しめてきたこの難題を解決したのは、素人の方だったそうです。お名前は存じ上げませんが、薔薇の品種名は薔薇ファンならみんな知っています。
青龍といいます。かっこいいでしょ?
青龍、薔薇、と検索すれば見ることが出来るかと思います。ブルーグレーと呼ぶのが相応しいような色味ですが、十分ブルーヘヴンに匹敵すると思います。
わたしはまだ生で見たことはありませんが、この秋、ついに苗を買って、育成にチャレンジしたいと考えています!
如何ですか。謎と神秘に満ちた青薔薇の世界…
ちなみに紫音(8/31記事参照)を歓迎するため、
紫の薔薇・
パープルハートを花屋さんに予約してあります。
届いたら写真を貼りますので、どうぞお楽しみに。
今までゆとりなく生きてきましたが、
これからは月一くらいのペースで、大好きな青い花を買ってみたいですね…
皆様にも是非、こちらに貼っておすそ分けしたいです。
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いつものように写真の説明は、
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