よい感情ならば気にもとめないことですが、悪い感情を抱いたならば、あなたは穏やかではいられないでしょう。
今回は、このやっかいな感情の扱い方についてのお話です。
たとえば、あなたが人ごみにいるとします。
誰かにいつも見られていると感じませんか。
誰かに見られていると感じていては疲れてしまいますね。
そこで、落ち着ける場所でお試し下さい。
紙とペンを用意して下さい。
まずは、状況を簡単に書いてみましょう。
・人ごみにいる。
・後ろを歩いている人が私を見ているような気がする。
つづいて、その状況であなたが感じたことを書いてみましょう。
・なんだか見られているようで落ち着けない。
・自分は別に変じゃない、等々自己点検ばかりしている。
・なんでこんな気持ちになるのかわからず疲れる。
そんな感じに、状況と感情を書いてみましょう。
次に、他人になったつもりで、あなたが書いたことを読み返して下さい。
そして、出来事に対して抱いた感情の合理的根拠を探してみて下さい。
後ろの人が自分を見ているような気がする、合理的根拠はなんだろうかと。
きっとあなたは気付くはずです。
合理的根拠はなにも無いということに。
後ろの人が自分を見ているという合理的根拠が無かったと気づくと、前述の
・なんだか見られているようで落ち着けない。
・自分は別に変じゃない、等々自己点検ばかりしている。
・なんでこんな気持ちになるのかわからず疲れる。
これらの感情を抱くこと自体も合理的ではないことに気付きます。
そこで、今度は別のことを考えてみましょう。
今度も根拠はいりません。
・後ろの人は私を見ていない。
・誰も私を見ている人はいない。
・私は街の通行人になんの関心もない。だから他人も私に関心なんかあるわけがない。
・仮に私を見ている人がいたら、その人は私に見とれているのだ。私は魅力的なのだ。
そんな調子で根拠の無いことを創作しましょう。
出来上がった集合写真だって、あなたは自分の顔しか見ないでしょう。
他人になんか関心はないのです。
ということは、あなたを見ている人なんていないのです。
わかりましたか?
まだ取り越し苦労しますか?
しませんよね?
そんな暇があったら、別のストーリーを創作しましょう。