連載*恋愛上手になれる・恋愛塾

156195.jpgならば、認識の違いのある相手といかに分かり合う努力をしていくか、がとても重要になってくるわけですが、相手に分かってもらおうとする所に大きな落とし穴があるように思うのです。相手に理解してもらおうとする、相手に変わってもらおうとする、それが要求のはじまりであり、相手に期待することに繋がっていくように思うのです。

相手に求めるのではなく、自分の発想や考えを変える、という努力をすることこそ、相手と分かり合う一歩になるのではないかと思えるのです。自分の気持ちに気付いてもらおうとするのではなく、相手は違う考え方をする、ということを前提に、自分の気持ちの持って行き方を変えてみたりする。

例えば、ありがちな恋の落とし穴・感情の激動編
「冷めたのかしら、以前ならもっと優しくしてくれたし、かまってくれたのに・・・こんな風に放っておかれなかったのに・・・」と悲観的に考えて落ち込んだりする。
辛い気持ちを彼に気付いてほしい、分かってほしいと念仏のように心の中で唱え続けるけど、彼には一言も伝えない
だから表情や態度でアピールしてみたりするけど、鈍感な彼はちっともわかってくれないから、やんわりと遠回しに伝えてみる、けれど、まったく通じないので、我慢も限界に達する。
腹立たしくなり、憎らしくなり、苛立ちをぶつけてしまう。
なのに彼にスルーされて無視までされて、怒り心頭に達し、とうとう堪え切れず、彼に嫌がらせの倍返しで別れをつきつけてスッキリ!した、と溜飲を下げる。
その直後に襲ってくる後悔と懺悔の感情に取り乱し、即反省。
すぐに彼に謝罪、やり直したいとすがったりしてしまう。
という流れを断ち切る発想をしてみる、彼の態度や考え方が変わることを望むのではなく、自分の態度や考え方を変えてみる、発想の転換をしてみるのです。

つづく・・・