お隣の奥様が亡くなりました。
挨拶する程度で親しい付き合いではありませんでしたが、お隣の奥様のことで最も印象深かったのが、お料理上手な方だった・・ということです。
食事時になるとどこからかいい匂いがしてくるのです。「あ、煮物の匂いが・・・」「トンカツを揚げてるんだわ・・・」といつも換気扇からおいしい匂いが漂ってくるのです。
まだ、40代後半の若さでした。
肝臓を患い入院していたことを後で知らされました。
家庭において、主婦の存在とは本当に大きいものなのですね。ご主人やおじいさま、お子さんたちも、どこか活気を失い寂しそうに見えます。
身近な方を失うことは、本当につらいことですが、昨今、家族同士での事件が少なくありません。
息子が実の母親を野外に放置し、肺炎で死に至らしめた事件がありました。
そんな事件とは対照的に、家族におしまれ、悲しまれて見送られたことは、愛されていた証なのですね。
今ではお母さんの代わりにお嬢さんが頑張ってご飯を作っているようですが、気のせいなのか、あの、おいしい匂いとは、ちょっと違うような気がします。