いろいろな場所へ連れて行ったのに、息子にはまったくありがたがってもらえていなかったので、息子が一番記憶に残っている思い出は何?と訊ねてみました。
すると、意外な答えが返ってきたので仰天しました。
それは息子が小学生の夏のある日のことでした、近所の大手スーパーへと二人で出かけたのですが、晴れていたのに急に雲が広がり、今にも雨が降り出しそうな雰囲気に。
布団や洗濯物を干してきたので、慌てて家路に向かいました。けれど、帰宅する途中で雷雨に。子供が一緒でなければ猛スピードで自転車を走らせて帰ったところなのですが、雷雨が止むまで子供と雨宿りすることにしました。
目の前に小さなマンションがあったので、その踊り場で雨が止むのを待つこと2時間。
干している布団と洗濯物がびしょ濡れよ〜、と想像するだけでクラクラしてきます。おまけにマンションの踊り場で待つのみ。退屈なんてもんじゃありません。仕方なく子供とかくれんぼしたり、鬼ごっこしたりと、さんざんな目にあった記憶として残っています。
ところが、息子には、それが楽しい思い出として記憶に残っているというではありませんか!
2時間を過ぎても雨が一向にやむ気配がなく、痺れをきらした私は、雨の中を、子どもとずぶ濡れになって帰ったのです。
どうやら、雨の中を二人で帰ったことにスリルや面白さを感じたようなのです。
子供って、いえいえ、人が喜ぶツボってそれぞれなのだなぁ〜と感慨深いものを感じますね。
だから、相手が喜ぶことをしているようで、まったく見当違いなことって少なくないのかも知れませんね。その難しさを息子に教えられた気がします。
思い出って作られたり演出できるものじゃないのかも知れませんね。