ある男性は「自分は昔、けっこうモテた」と吹聴します。
その話を聞かされたときは、えぇ〜?とちょっと意外でした。モテるような印象の方ではなかったからです。
50代に近いその男性にモテる片鱗はどうしても窺えないのです。
けれど、周りの女性たちは「20代のころはモテたんじゃないの」と鵜呑みにします。
男性はすっかり調子に乗って昔のエピソードをあれこれと自慢します。
「ホントにブサイクな女なのよ!だから、ちょっと優しくして誘っただけで、その気になっちゃって、家まで押し掛けてくるのなんのって、それで、何度追い返したかわかんないよ・・」
その後も唾を飛ばして熱弁をふるわせていました。
それってモテるとはいいませんよね?
けれど、本人は、自分がモテると自慢しているようなのです。
不誠実で人間性を疑われかねないとは、まったく思いもよらないようでした。
モテる人ほど、「全然もてないですよ」と言っている気がします。
そして、「えぇっ嘘!!」と周囲から驚きの声や否定の声があがったりするものです。
自称モテるという人ほど、怪しいものはないと確信を深めたのでした。