レスリーから多くを学んだのですが、同時にアメリカでの経験は占いをする上で役立つことになりました。
日本での学校生活では、身長が高く羨ましがられたり、話題の中心的存在だったので、どちらかと言えば目立つ存在でした。
けれど、アメリカの学校生活では、身長が低くて自分のことがチビに思えました。背の高い人を羨ましく思う感情をはじめて体験したのでした。
日本にいたころは、身長の高いことを喜んだことはなく、むしろ背の低いことに憧れたほどでした。
所が背が低い身の上になってみると、味わったことのない劣等感を感じる自分がいたのです。
また、天使のように美しい白人女性を前に圧倒されるばかり。日本にいたときでは考えられないほど消極的になる感情にさいなまれ、自信をどんどん失っていったのです。
話題の中心人物をそっと影から観察する経験もしました。
つまり、同一人物でありながら、まったく正反対の人物の経験をしたわけなのです。
そしてさまざまな角度から見えること。感情を体験したというわけです。
そのことは、現在占いをする上で非常に役に立っています。
また、人種差別や英語が話せない苦労や向上するために、たくさんの人に出会えたこと。
そして多くの人に支えられたこと。
それは、決して買えない財産になりました。
そして、英語が下手で目立たない東洋人だった私が、日本に帰国した途端、ま逆の評価を得るようになったのです。
このときほど、世間の人のイメージや物差しが、まったく根拠がなく、その人物の中身など何も見てはいないのではないか?という矛盾を強く感じたものでした。
固定観念や先入観で真実の目を曇らせない意識と眼識は、鑑定をする上で非常に役立っています。
自分の視界から見えること体験できることは、狭いということを知りえたのは、アメリカで別人物になった体験ができたからだと実感しているのです。
(続く)