レスリーは占いがはずれた、と文句を言う人ほど、幸運を逃しやすく、つかめない人である、と言っていたことが印象に残っています。
つまり、自分の人生が思い通りにならないのは、人の責任だと思うことで自分を納得させてしまうのだというのです。
自分の弱点や欠点を受け止める視点があれば、人生を向上して自分の思う通りに生きられるようになる。
けれど、それを放棄しているからこそ、人生がちっとも良くならないということに気づけないからなのだと言います。
脚本家の内館牧子さんは、OLをしながら脚本家スクールへ通っていたのですが、ストーリーを書く宿題を出され、その日、提出したのは2人だけだった時があり、スクールに通っていた他の7〜8人の生徒は宿題をしてこなかったのです。
内館牧子さんが会社の昼休みにチョコチョコと書いた脚本は自分で認めるほどお粗末な内容だったそうです。だからこそ、生徒からひどい感想を言われたり批判されたことは予想したことだったと言います。
けれど、生徒の大半は自分で脚本を書くことはせず、人の脚本を貶したり批判するばかりだったというのです。脚本家を目指してスクールに通っているというのにです。
人の批判はするけれど、自分の作品を書く努力は見られなかったようなのです。
批評されるばかりだった内館牧子さんでしたが、プロの脚本家として大成できたのは、自分の作品を書くことに没頭し、人を批判するためにはエネルギーを使わなかったからなのかもしれません。
レスリーの言いたかったことは、そういうことなのではなかったか・・と人生経験を重ねるほどに深い意味について考えさせられるばかりなのです。
(続く)