不倫でお悩みのご相談者は少なくありません。
けれど、不倫の恋は世間的には認められておりませんし、理解してもらえない状況です。お相手の家族やご自分の家族を巻き込むこともあり、一般的な恋に比べてリスクや障害が多いぶん問題視され、モラルを問われるのでしょう。
「不倫の恋はいけない」「不謹慎だ」と言うのはたやすいことかも知れません。
けれど、それでは、不倫の恋に苦しむ方の悩みに答えることにはなりません。
誰にも打ち明けられない悩みを抱える方の方向性や、気持ちの整理になる助言ができればと考え、回答させていただくよう努めております。
そもそも、恋に落ちる、ということは、ある日突然、前触れもなく、気づかないうちに、恋に落ちてしまうもの。不可抗力としか言いようがないところもあるかも知れません。不倫の恋でも恋の悩みは尽きませんし、苦しいもの。
知り合いに相談するほど、理解してもらえず、否定されて、傷ついてしまうことがあるようです。
当事者の奥様の立場からみれば、論外で受け入れられないことかも知れませんが・・・。
既婚男性、または、既婚女性が恋に落ちてしまう理由や原因はさまざまで、一概には言えませんが、不倫の恋をしている当事者だけが100%の原因を作っている、とは言い切れないように感じることもあります。
そもそも現代人はここ数年の間に寿命がずいぶんと延びています。
ひと昔前では、40〜50歳の寿命でしたが、最近では、倍の80歳くらいまで寿命が延びています。
人生の時間が2倍になったのですから、出会うお相手も増えるのが自然の流れです。
また、テレビの古い映像に映し出された人たちのルックスは、現代人と比較すると、とても老けて見えます。食生活や医学の進歩なのでしょうか、現代人は10年前の人と比較してみても、若返っている印象を受けるのです。
寿命が延びて元気とバイタリティに溢れ、若返った現代人が恋に落ちるのは必然という流れが背景にあるようにも感じます。
寿命が40歳ならば、20代までに結婚出産して、子育てが終わり、夫婦が改めて向き合う頃には、寿命を全うする年齢になっています。つまり、不倫する時間などなかった、ともいえそうです。けれど、寿命が80歳の現代では、20代〜30代にかけて結婚、出産、子育てが終わり、その後30〜40年くらい、夫婦で向き合う時間が残るわけです。
そして、現代人ほど、女性は40代を手前にして、男性は50代を手前にして、最後に一花咲かせたい・・・という思いに駆られたりするようなのです。
「これが最後の恋かもしれない・・・」「人生残りわずかだから」「今まで我慢して苦労もした・・・最後に好きなことをさせてもらいたい」などと、最後のチャンスを手にしたい、とも考えるようなのです。
このような思いにとらわれることが良いとか悪いとかという意味ではなく、そのような流れがあるのは、寿命が延び、平和で豊かになったからこそ、そのような意識が芽生えるのではないか?と・・・。
不倫の恋とは、夫婦関係の悪さや、不倫の恋をしている当事者のモラルにスポットを置かれて論争されがちなのですが、現代の時代背景によるところも少なからずありそうです。携帯電話の普及率が上がったこともその一因になっているように感じます。
不倫の恋については、賛否両論、ご意見もさまざまでしょう。
ただ、私は不倫の恋に悩む方が気持ちを整理したり、違う視点から客観視できるきっかけになれば幸いと考えております。
不倫の恋はいけない、という目線で相談を受ければ、悩める方はますます孤立します。気づきを得るチャンスさえも失ってしまうのではないか・・・という思いで相談を受けさせていただいております。