夫と結婚して8年、仲がいいと言えばそうかもしれません。けれど、結婚当初から何かが引っ掛かっている感じです。話をしても上の空、気が利かない、面倒なことは全部私任せ。そんな夫にストレスを感じてしまいます、私はワガママなのでしょうか?
ご主人を愛せない、ストレスを感じる、などなど、このような相談を抱えているご相談者は決して少なくありません。けれど、ほとんどのお悩みに共通している点があるようです。それは、ほとんどの奥様方は、ご主人に対して不満を抱えている、ということです。ご主人なりに責任を持ち、リーダーシップをとっているつもりでも、あまり、奥様には伝わらない、評価されないことが多いようなのです。そして、ご主人のお悩みでご相談に訪れる方は、似たような印象をご主人に感じていらっしゃいますね。
男性は往々にして、しっかり者の奥様に頼り、甘えて、くつろいでしまうようなのです。家でゴロゴロして休息をとり、会社でシャキっとテキパキとお仕事をこなせるのは、そのように奥様に支えてもらっているからなのでしょう。
逆に、優しくて、頼りがいがあり、気も利いて、家族サービスも良好、というご主人を持っている奥様ほど、ご主人の浮気問題で悩んでいることがあります。優しくて、頼りがいがあり、気も利いている男性ですから、女性受けが良いのでしょう。外でもモテるわけなのです。仕事がデキル男性ほどモテますので、言い寄られたり、口説かれたりして誘惑されるチャンスも少なくないわけです。また、優しい男性ほど、女性に勘違いされてしまい間違いがおこりやすくもなるようです。
家族サービスが良好なご主人ほど、後ろめたいことがあるようで、「まさか、うちの主人にかぎって・・・」と驚きと失望、ショックは相当なものです。けれど、もともとご主人に期待していない奥様ほど「やっぱり、そんなことじゃないかと思ってたわ・・」と、とっちめるチャンス到来!とばかりに意気込む傾向にあるようです。
浮気もせず、ご主人が非の打ちどころのない人はワンマンになりがちで、奥様はただ従うばかりで苦痛を感じて悩むこともあります。
つまり、どのようなご主人と結婚されても、独身のままでも、必ず悩むことになるでしょう。なぜなら、人生とは悩むことでもあるからです。反省して成長する過程を過ごしているとも言えます。結婚において大切なことは、夫婦が互いに成長し助け合う存在である、ということを認識することでしょうね。歳月の中でそれぞれの個性が確立されて幸福を実感するまで、そして信頼関係が育まれるまでには長い年月がかかる、ということなのでしょう。結婚してすぐにでも分かりあえて、助け合えて、不満のない関係になれたらこんなにラクなことはないでしょう。けれど、それでは、人生の意味が無くなってしまうと思うのです。
例えば、赤ちゃんを授かると10か月の妊娠期間があり、大変な痛みと思いで出産します。その後は夜泣き、おしめ、ミルクと子供を育てる過程はとても苦労の多い作業ですよね。けれど、その苦労の中、子供が成人するまでに親子の関係も同時に育まれていますよね。子供を育てながら自分を育てている、とも言われている通り、人は苦労して悩むことでしか成長できないと思うのです。
仮に出産後、すぐさま子供が成人してくれたら何の苦労もありませんよね。動物の赤ちゃんのように、100日くらいで独り立ちしてくれたら、親の苦労もなくなります。けれど、同時に愛情を育んだり、信頼関係を築く時間を失ってしまうことになります。
夫婦関係も親子関係でも、苦労を共にし、不満をぶつけながら、もがく過程にこそ、大切で重要な経験と意味があるのではないかと思うのです。ですから、悩むことの素晴らしさ、面倒なことや苦労から、人は学び、愛を育めるようにもなる、とお考えになることが必要なのではないかと思うのです。