アメリカで暮らしていた頃、私だけがアメリカの家で1か月ほど留守番をした時がありました。他の家族は日本に一時帰国していて、すぐに戻る予定だったのですが、家族が病気になり戻れなくなってしまったのです。
まさか1か月も家族が帰らないことになるとは、予想していませんでした。
毎日、明日は帰ってこれるのかな?と国際電話を待っておりました。
その当時は国際電話は割高で、ちょっと話しただけで数万円の請求がきて、度肝を抜かれたものでした。
ましてや、メールなどという便利なものはなかったので、ひたすら手紙を書いて郵送するのみ。
手紙を書いて返事が来るまでには、最低でも2週間がかかります。毎日、郵便配達の人が来るたびにポストに手紙が届いたかとチェックするのが、楽しみなほどでした。
けれど、手紙がないと、落胆して、がっかりしていましたっけ。
当時私は10代でアメリカンスクールに通っていて、夏休みになったばかりでした。
学校に行かないとなると、することがほとんどありません。
毎日することがないほど退屈なことはありません。
アルバイトで1日働いてみましたが、あまりの大変さにすぐに辞めてしまったほどです。
けれど、生活する家もあり、生活費は口座にありますから、切羽詰って働く必要性がなかったのです。
一人で家で過ごすことが多くなり、図書館へ通っては、(アメリカの図書館では日本語の本を貸し出していた)本をたくさん借りてきて読みふけっていたものです。
好きなだけ本を読み、好きな時に食事をすませ、誰とも交流をもたないでいると、悩みはほとんどできません。
つづく・・・








