秋の夜・・・
みなさまはいかがお過ごしですか?
月がきれいな夜ですね。
虫の音も心地よいです。
ふと・・・
本棚の奥にある、一冊の本を引っ張りだしてきました。
瀬戸内寂聴さんの「わたしの源氏物語」
私は、10代のころから、瀬戸内さんの小説が大好きで、よく読んでいました。
男と女の微妙なところが上手く描かれていて、なるほど〜と、よくうなずいたものです。
若い時から、嬉しい楽しい大好き!の恋愛ではなく、大人の世界に憧れて、年上の人ばかり好きになってきた私。
彼の心がわからないとき、瀬戸内小説を読んで、彼とリンクさせ、いろいろ分析したものです(笑)
さて、瀬戸内さんの作品では、小説もたくさんあるのですが、瀬戸内源氏物語!?という、瀬戸内さん風味の源氏物語が何冊か出ています。
もちろん、全部読んでますが・・・。
その中でも、「わたしの源氏物語」は読みやすくおすすめです。
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源氏物語では、たくさんの女性が出てきますが、全ての女性が幸せだったのでしょうか。
私は、一人を除いて、YESかなと思います。
その一人とは、もっとも愛されたといわれる、紫の上。
確かに、源氏の傍にいつもいて、そしてたくさん愛されたかもしれないけど、最後の最後まで、出家も許されず、自由ではなかったと思う。
源氏物語に出てくる女性達は、ほとんど、出家という形で、源氏との恋に終止符をうつ。
(それとは対照的に、源氏はクヨクヨ思い続けるのだけど・・・)
出家をする彼女達は、毅然として、源氏の手の届かないところへ行ってしまう。
女達をさんざん振り回した源氏だけど・・・
最後に捨てられたのは、源氏だった。
私はそう思う。
中でも、朧月夜の出家は、潔く、源氏の思い上がった立場を、一挙に崩したものと思う。
恋に脆く、誘惑に弱い、朧月夜。
そんな彼女が出家を決めるのは、相当な覚悟があったはず。
いざ、出家の時
「わたしのことを第一に祈ってほしい」
と、情けないことを言う源氏に
「大勢のうちの一人としてなら、もちろんお祈りいたしましょう」
と毅然と言う朧月夜・・・。
その瞬間、朧月夜を甘くみていた源氏と、恋に脆い朧月夜の立場が逆転したと思います。
なんとも、スカっとした!と思うのは私だけでしょうか。
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それにしても源氏の晩年ってどうなったのかしら?
華やかなハーレムで怖いもの知らずの源氏が、物語の中で「幻」となって輝きを消す。
世の中は無常だ。
紫式部は何を伝えたかったのか。
1000年も前の物語だけど、男女の関係においては、何の進化もない。。。
そして、この源氏物語には、恋を通して、源氏を通しての、女のさまざまな愛し方が見られる。
秋の夜長・・・
みなさんは、どの姫君なのか、ご自身と重ねて呼んでみてはいかがでしょう。
私は、たぶん、朧月夜だわ。
いつか、スパッと・・・ね。
あは!