『人間は生まれて死ぬまで孤独な動物だというのが、七十年生きてきた私のゆるがない感想です。』
私の好きな作家さんで、瀬戸内寂聴さんがいます。
随分昔に読んだ本なのですが「孤独を生ききる」という本。
みなさんは、「孤独」というものに対して、どのように思いますか。
内容(「BOOK」データベースより)
人はひとりで生れ、ひとりで死んでゆく。
恋人がいても、家族に囲れていても、しょせん孤独。
群れていても、若くても、老いても孤独。
ほんとうに自分が孤独だと感じたことがない人は、真に人も愛せない。
孤独と向かい合い、飼い馴らし、新しい自分と出会える人だけが人生に輝く道を発見する。
孤独を生ききるにはどうすればいいか。答えがこの本にある。
私自身の人生の中で、「孤独」というのは、とても大きな課題です。
うまくはいえませんが、今生での私の生きる意味は、孤独と向き合うことだと思ったりします。
愛する人がいても、心休まる友人に囲まれても・・・
瀬戸内さんのおっしゃるように、人は一人で生まれ、一人で死んでゆく。
少し話しはずれるかもしれませんが。
もういい年した私は・・・
周りから、結婚しないのぉ〜?とか何とか言われることも多くなりました。
家族を持つ幸せ、子を持つ幸せ。
そういった多くの人が経験する幸せ。
しかし、結婚する=幸せというのは、あまりにも短絡過ぎる。
そう思いながら、私は、その他大勢の幸せを、少し斜に構えて見ているところがあります。
誰といても、一人でいても・・・
やはり、どんな形であっても、孤独とは背中合わせ。
孤独を誰かの存在で埋めることはできないと思います。
自分の人生、自分の責任で・・・
そして、孤独も含めて、自分を認められるようになったとき・・・
本当の意味で人を愛せるようになるのかもしれません。
今の私は、まだ弱く、愛する人と一心同体を望み、願う。
「あなたのために」と言いながら、べったり寄り添ってしまいそうに思います。
私が知りたい愛は・・・
私が思う愛は・・・
そこにはないように思います。
先日の、大事な人の死で・・・
人が一番弱いのは【孤独】なのかもしれないと思いました。
孤独に負けた時・・・
人は、死をも選ぶことさえあるのかもしれないと。
孤独というのは、寂しいということではなく・・・
他者に愛を乞うのではなく、愛を自ら生み出す力なのかもしれません。
孤独を生ききる・・
ということは、今見えている部分ではない次元での愛の学びなのかもしれません。
孤独を恐れるのではなく、孤独と向き合う強さこそ、生きるということなのではないかと思います。