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最近のお悩みで「恋愛の仕方が分からない」

というものがありました。

友だちの紹介で女性と2人で会ってみたけれど、

話も弾まないし、好きかどうかも分からないし、

息苦しくて早々に切り上げてしまったそうです。

その場でビビっと来る場合もありますが、

お付き合いを重ね、人となりを知るうちに

愛を感じる場合も多いですね。

いずれにせよ、色々な人と出会い、

経験を重ねていかないと「好き」という

感情は出てこないかなと思います。

東洋経済新聞の調べでは、20代でデートや恋愛を

経験したことのない男性が4割いるそうです。

色々な価値観がある現代。恋愛や結婚は個人の自由で

自分が幸せだと思う道を進めば良いと思いますが、

興味はあるのに方法が分からないから、諦める・・・

というのは、もったいないなと思います。

+恋愛は時間のムダ?

恋愛の基本は、好きな人と時間をかけて分かり合い、

ケンカもしつつ、信頼関係や愛を深めていくこと。

こんなにコスパやタイパの悪い行為はありません。

相手が自分を同じように好きになってくれるかどうか

分かりませんし、不安な思いも嫌な思いもしますし、

「今のまま」ではいられなくなります。

SNSや推し活など、楽しいことが他にもありますから

自分の好きなことに時間をかけたいですよね。

恋愛は時間のムダ、と言われてしまうのも分かります。

+恋愛のすすめ

先ほどのクライアント様は、彼女とコーヒーショップで

待ち合わせたそうです。

自分は既にコーヒーを買った状態で、彼女が着いたら

「僕はもう買ったから、外で待ってるね」と店を出て

外で携帯電話とにらめっこ。

「この店に行きたいんだけど」と彼女に伝えると

「いいよ、私もその近くに行きたい店があるから」と

言ってくれたそうです。2人で静かに電車に乗って15分。

2軒まわって買い物をした後に、何をして良いか分からず

駅にもどって別れたとのこと。

可愛いなと思ったけれど、どんな子かも分からないし

もう一度会いたいかと聞かれると、分からない。

彼女が会いたかったら、会ってもいいかも知れない。

「恋愛って、こういうものでしょうか」という

お悩みというか、深いご質問でした。

恋愛。

家族や友人にも「好き」や「愛してる」を使いますが、

恋愛は、お互いの心身を求めあう深い愛です。

好きな人と2人で創り上げていく世界です。

ぶつかり合い、理解し合い、絆を深めていくので

2人が協力しないとできません。

時間も労力もかかる、大変な作業ですが、

人を深く愛し、愛される喜びと、魂の成長を

感じることができます。

辛いことがあった日、恋人の顔を見るだけで、

声を聞くだけで、心が軽くなります。

お互いを思いやり、助け合うことで、人に対する

忍耐力や対応力が身に付きます。

愛され、必要とされることで自分に自信がつき、

内側から輝きはじめます。

相手の視点で世界を見ることで、価値観も広がります。

自分の心を開き、傷つくこともありますが、

その分得るものも大きいのです。

+気軽にデートしてみましょう

先ほどのクライアント様の場合、お互い

デートの経験が浅いので、2人ともダンマリに

なってしまったのかなと思います。

「デート」と付くと緊張しますし、ね。

「恋愛が始まる大デートだ!」と構えてしまうより

「新しい友だちをつくるカジュアルデート」と考えて

気軽にお出かけしてみましょう。

場所も趣味が合いそうな美術館や水族館へ行ったり、

最初はコーヒーショップで会うのも良いと思います。

友だちと出掛ける感覚で良いのです。

ただ、2人で出掛けていることを意識して、

黙り込んだり、携帯とにらめっこするのは止めましょう。

簡単な質問を考えておくと良いですね。

「いつもどこへ遊びに行くの?」「推しはいるの?」

「好きな食べ物は?」「インドア派?アウトドア派?」など

最初はぎこちなくて当然です。

少しずつ慣れていきますから大丈夫。

+出会いを増やしていきましょう

パートナーがいなくても何の問題もありませんが

人との付き合い方、話し方は学んでおいた方が

仕事や学校など色々な場面の人間関係に役立ちます。

「好きな人をつくらなくちゃ!」と意気込み過ぎず、

「友だちが出来たらいいな」「楽しそうだな」くらいの

軽い気持ちで出掛けてみて。

色々な人と実際に関わることが大切なのです。

絵を描きながらワインを飲む会や、カードゲームの会など

色々ありますから、楽しそうだなと思うものに参加して

出来るだけ多くの人と話すことです。

その中でちょっといいなと思う人に出会えるかも知れないし

やっぱり友だちだけ居ればいいやと思うかも知れません。

自分の状況に悩んでいる方、お気軽にご相談くださいませ

最近、SNSの誹謗中傷が原因と思われる
悲しい出来事が増えています。

SNSに書き込まれた言葉に深く傷ついて
眠れなくなってしまったなどのお悩みを
頂くことも増えました。

軽い気持ちで、ストレス発散で、ヒマだから、
目に付いた投稿にちょっと意地悪しただけかも知れません。

でも、書かれた人は深く傷ついてしまいます。

顔を合わせない世界だから、人間同士という
感覚が薄いのかも知れません。

私はSNSが登場する前から生活しておりますので、
実際に連絡を取ったりお会いするまでは、何を書かれても
あまり「自分事」として心に響いてこないのです。

でも今は学校も会社も地域もSNSに繋がっていますから
無視することも難しいですね・・・

どうして人は誹謗中傷するのか、誹謗中傷を
受けたら、どう受け止め、対処すれば良いのかを
私なりにまとめてみました。

+どうして誹謗中傷に発展するの?

1人の時より、グループで話している時の方が
意見が過激になりやすいという心理があります。

例えば、誰かに腹が立っても、1人だとそこまで
怒り続けるのは難しいですね。他にすることも
ありますから、そのうち忘れてしまったりして。

これがグループで「あの人感じ悪いよね」と話し出すと
「ほんとに!服も変だし」「声もイライラする」と暴走し
「皆で無視しよう」とか、意見がどんどん過激になり
歯止めがきかなくなってしまうのです。

学校でのいじめや会社でのパワハラは、
この集団心理の暴走かなと思います。

+SNS上での誹謗中傷

SNSの場合、匿名で発言できる安心感から、
更に大胆に、更に残酷になっていきますね。

インターネットとSNSアカウントさえあれば
1人で気軽に始められますし。

意見を書いているうちに、似た思想の人たちと
知り合ってグループになり、「1人じゃない」という
一体感、安心感も生まれます。

自己評価が低めで、独自のルールや正義感を大切に
している人は、人の批判に走りやすいのかなと思います。

「私は正しいのだからもっと認められるべき」とか、
「ルールを破っているのに人気があるのはおかしい」とか、
怒りや嫉妬が鬱積して、もう爆発を待つばかりです。

「こんな人はTVに出るべきじゃない」「こんなことを
する人は社会から抹殺されるべき」「この人の住所はこの辺り」
・・・振りかざした正義が暴走していきます。

自警団が勝手なルールで地域をパトロールし、気に入らない人に
嫌がらせしたり、暴力をふるってしまう場合と似ています。

「社会のために活動している」という大義もあり、承認欲求も
満たされますから、自分では歯止めがきかないのでしょう。

+SNSの楽しみ方

SNS上には実際の友だちもいますが、素性を知らない
不特定多数の"友達"も多くいます。

設定によっては、友達でない人もあなたの投稿を見て
コメントすることが出来ますね。

そうなると、どんな価値観を持つ人があなたの投稿を
見るのか分かりませんから、相手が自分をどう評価するか
まったくコントロールできません。

良い評価ばかりではないことを理解しておきましょう。

悩みや深いことを投稿するときは、仲の良い友だちだけ
など公開設定を変えた方が無難かなと思います。

「いいね」の数や知らない人からの辛辣なコメントで
一喜一憂する必要はありません。

自分が本当に大切に思う人たちが、
自分を分かってくれれば良いのですから。

+誹謗中傷を書かれてしまったら

相手の意図は分かりませんが、傷つくことを書かれて
しまったことは誰しもあるでしょう。私ももちろんあります。

そんな時は、感情的に受け止めないこと。

顔も名前も分からない人にSNS上で攻撃されても
実生活に関係ありませんよね。

ブロックしても良いし、明らかな誹謗中傷が続いたら
名誉棄損で訴えても良いでしょう。

そういう相手とは、分かり合うことは出来ません。
付き合うだけ時間のムダです。

自分を知っている人で、本当に友だちだったら
直接話してくれるはずです。そして否定だけではなく
「こうした方が良いのでは?」という建設的な
アドバイスも言ってくれるはずです。

匿名のアカウントから「バカ」とか「非常識」とか
ぼんやりした暴言を投げ付けてくる人は、
誰であれ本当の友だちではありませんよね。

反応せずに、ブロック。
相手にしないのが一番です。

+誹謗中傷への踏み込んだ対応

あなたを知らない人が、あなたの投稿をチラッと見て
書いた悪口を、本気にする必要はありませんよね。

基本的には削除して忘れてしまうのが一番です。

「私が悪いのかも・・・」「本当にかわいくないし」
などと自分を責めることは、絶対にしないで。

あなたに非はありません。

もし知らない人からひどい悪口を書かれたら・・・
全てスクショして、証拠として残しておきましょう。

信頼のおける友人や、弁護士さんに相談して
名誉棄損罪や侮辱罪に当たるかどうか判断。

最近ニュースでも見かけますが、「発信者情報
開示請求」という方法があります。

発信者を特定して、損害賠償を請求したりして
SNSの世界から現実の世界で戦うことができます。

実生活で関係のある人だったら、冗談では済まないこと。
ハラスメント罪、名誉棄損罪、侮辱罪の可能性があることを
冷静にはっきりと伝えましょう。

それでも態度が変わらない場合は、
「それでは法的な手続きを取らせて頂きますね」と
弁護士さんに依頼しましょう。

黙って耐える必要は全くありません。


SNSを使って、世界中に気軽に自分の写真や意見を
発信できる時代です。

あまりに気軽なので、良く考えずに投稿してしまう人が
多いのかなと思います。

「こんな意見もあるんだな」「これは侮辱罪にあたるかも」
と客観的にコメントを受け止め、事務的に処理しましょう。

また、自分の投稿を見る人が増えたから、知らない人からも
コメントが来るようになったという見方もあります。

「アンチが付くなんて、私も有名になったな」とポジティブに
捉えて、軽くSNSを楽しんでいきましょう。

1人で抱え込まないで。
お気軽にご相談くださいね。

最近、クライアント様からご相談を受けて、
「人間関係リセット癖」というものを知りました。

「人間関係リセット症候群」とも呼ぶそうです。

急に友だちの連絡先を削除して姿を消したり、
何かが気に入らないと転職や引越しを繰り返し
安定した人間関係が築けない状況のこと。

以前は、ご近所や学校の友だち、会社の同僚と
家族ぐるみで長くお付き合いをしたものですが、

ここ15年位でインターネットが劇的に浸透し、
SNSなどを通じ、会ったこともない人を「友だち」
呼ぶようになりました。

そこに深い関係性はありませんから、ちょっとでも
嫌なことがあると話し合わずに切ってしまう。

連絡先を消せば、人間関係も消えるという訳です。

時代の流れを感じます。

・人間関係をリセットしてしまう理由

今は生活様式も多様化して、その地域で
上手くやらないと生きていけないようなことは
減ったのかなと思います。

人間関係に対する期待も変わってきていますね。

以前は終業後に飲みに行ったり、放課後に
お互いの家を行き来する様な、地域に密着した
人間関係が主だったように思います。

今は、SNSで自分の地域のみならず、日本中、
世界中と連絡がとれてしまいます。

友だちの数や職業、有名度などで、自分の価値が
決まるような考え方も出てきました。

自分の評価を上げることが目標になり、SNS上で
知名度のある人や、社会的なステータスがある
著名人とだけ友だちになるようになってしまいます。


損得感情を越えて、人の内面とつながらなければ
深い人間関係を築くことは難しいのですが、
そのためには時間やスタミナ、忍耐も必要です。

その労力をかけずに、急に自分の意見や理想を
押し付けても、誰も言うことを聞いてくれませんから

聞いてくれる人が見つかるまで、人間関係を
リセットし続けてしまうのでしょう。

・人間関係リセット癖の問題点

人間関係を長く続けていれば、誤解があったり
相手の言動を不快に思ってしまうこともありますね。

それを話し合って、ケンカしたり謝ったりして
信頼を深めていったものですが、今はその手間を
面倒だと思ってしまう人が多いのかも知れません。

ご相談にいらっしゃったクライアント様は、お友だちと
意見が1つでも合わないと、自分が全否定されたような
嫌な気持ちになって、連絡先を消してしまうそうです。

「何を言っても賛成してくれる人もいたんですけど
イエスマンみたいで嫌だなって。本当は何を考えているか
分からないし、結局切ってしまいました。

親友って、私の歳だと難しいのでしょうか」

意見が合わない、何だか嫌というだけで友だちを
変えていたら、相手を深く知ることができません。

私たち人間が精神的に成長するためには、他者と
関わり、違いを理解し、お互いを受け入れていく
必要があります。

その人間関係の中で忍耐力や適応力、自分を
客観的に見る思考がついていきます。

この過程が抜けてしまうと、自分が絶対なので
考えが違う人を受け入れられず、過剰反応したり
時には攻撃すらしてしまいます。

深刻になると、離縁、離婚、転職を繰り返す
孤独な人生になってしまうでしょう。

・人間関係の意味

1人として同じ人間はいません。
意見が完全に合うこともありません。

みんな違うから、私たちは学び、成長できるし、
お互いを受け入れることの大切さも学べるのです。

人間関係に望むことは、人によって違うでしょう。

けれど、お互いの違いを尊重し、折り合い、
受け入れてこそ、信頼関係が生まれるのだと思います。

SNSやインターネット上では、友だちの条件を細かく
指定して見つけることが出来るので、ショッピングの
ような気軽な感覚があるのかも知れません。

少しでも違ったら、返品すればいいやと。

でもね、忘れないでください。
私たちは1人では生きていけません。

学校や会社、社会の様々な場面で、多くの人の
協力が必要になるでしょう。

1人1人としっかり向き合い、信頼を築いていければ
人生はもっと充実し、楽しくなりますよ。

・人間関係リセット癖は治るの?

頭に血が上り、1つのことでその人の全てが嫌いに
なってしまうときは、少し時間をおきましょう。

そして、本当にリセットする必要があるのかどうか
客観的に考えてみて。じっくり考えてみて。


どうしてリセットしたくなるのか、いつから始まったのか、
これからどうしたいのか、ざっくりと書き出してみます。

ひとりで考えると、気づけない部分があったり
言い訳を考えてしまったりするので、信頼できる人が
いれば一緒に考えてもらいましょう。

占い師に相談するのも良いですね・・・と
宣伝を入れてみました。

・人間関係をリセットした方が良いとき

定期的に人間関係を見直すことは
決して悪いことではありません。

押しの強い人にお願いごとばかりされているとき、
モラハラされているとき、ブラック企業で働いて
心身に支障をきたしているときなど

自分の心身に良くないと思われるときは、
思い切ってリセットしてしまいましょう。


衝動的にざくざくと人間関係をリセット
し続けていたら、孤独な人生になってしまいます。

周囲にいてくれる人たちを見直し、感謝して、
深い人間関係を築いていけると良いですね。