妊婦さんと赤ちゃんの幸せは...

こんにちは。

いつもありがとうございます。

先日、バーストラウマを扱うセラピーのセミナーに行ってきました。

バーストラウマ というのは、出産前後(生まれる前、生まれる時、生まれた後)に受けた

心の傷をさします。

当たり前ですが、妊娠中、また生まれたての赤ちゃんはとても繊細です。

今、普通に病院で出産すると、どうしてもシステム的にバーストラウマが出来るような

出産になってしまいます。

それはもちろん、お医者さんやお母さんに悪気があるわけではないのですが、

どうしても赤ちゃん重視というよりは

医療的な都合を優先してしまうシステムになってしまっています。

バーストラウマが、人生の基本的な部分にかなり影響するというのは、

あまり認知されていないことだと思います。

たとえ私たちに出生の記憶がなくても、潜在意識の中にその記憶はひそんでいます。

そして、その人の人生や人格、性格に影響します。

突然の不安、恐怖感、孤独感、無気力、人間関係、依存症、過食拒食、ひきこもり、

などにも関与すると研究されているそうです。

私自身の記憶や、私が今回接した方の記憶でも、赤ちゃんはずいぶんお腹の中で、

お母さんの気持ち、お父さんの気持ちをわかっており、いろんなことを感じていました。

赤ちゃんがお腹の中にいるとき気にかけてもらえなかったり、お母さんが産むのを

ためらったりすると、私は存在していていいのかな、と思うこともあるようです。

その人のとても基本的な部分に、この感覚は関係してきます。

その感覚を一生ベースに持っているとしたら...? 

妊婦さんが不安なくすごすこと、まわりの人が妊婦さんを大切にすることは、

本当にお腹の赤ちゃんのためによいことなのだと、実感できました。

出産方法は病院だとしても、妊娠中どんな気持ちで過ごすのか、赤ちゃんを気にかけて

あげるかどうかは、お母さんが出来ることです。

お母さんや周りの人が赤ちゃんの存在を歓迎していること、大切に思っていること、

お母さんが健やかな気持ちで過ごしていくこと...

赤ちゃんにいっぱい話しかけて、大切に思っていることを伝えてあげてほしいです。

お母さんが長期的に抱えた感情は、胎児の脳の発達に影響することもあるとか。

妊娠中こそ、赤ちゃんが愛情を全細胞に最大限受け取ることができます。

生まれて何十年たって、問題がでてからセラピーを受けるよりも、

妊娠中に問題を予防することはいくらでもできると思います。

妊婦さんと赤ちゃんの幸せは、社会全体の幸せのベースなのでは...

と思ったりもしております。