幸せのために〜被害者意識でいるメリットって本当によいもの?

皆様こんにちは。

いつもありがとうございます。

何年か前に、「被害者意識から抜ける」というテーマで書きました。

https://www.uranaiblog.net/user/0707/0707/2014/03/post-67.html

https://www.uranaiblog.net/user/0707/0707/2014/10/post-147.html

この中でも、書いているのですが、私自身も被害者意識を何年も持っていました。

今思いだすと、恥ずかしいくらい

私が不幸なのは○○のせい、と本気で思っていたのです。

しかも、当時はとても傷付きやすい状態でした。

ですから、その状態で自分が悪いだなんてまったく疑わなかったのですが、

実は被害者意識って、赤ちゃんと同じような状態なのですね。

あなたが悪いんだから、なんとかしてよ!

(私は可哀想で無力な存在なのよ! なんとかしてくれて当然でしょ!)

とある意味、受け身のまま、弱者の特権をふりかざしているとも言えるのです。

〜してくれない、不満。

〜された、不満。

考えるのは環境や相手の悪いところばかり。自分が傷付いた気持ち。

そこに浸りきって、自分で状況を変えたり、前向きに動くことがほぼない状態です。

過去に起こったことや、相手の非、を非難し続けます。

要は、変えられないことばかりみているのです。

変えられるのは、未来のこと、自分が出来ることです。

変えられないことに固執して、自分が傷付くことを持続し続ける被害者意識でいることは、

とても非生産的な状態です。

ただし、『メリット』があるのです。

被害者意識でいる間は、相手が悪いということばかり考え続けていられる。

つまり

「自分はどう生きるのか」「自分は改めることはないのか考える」という責任に向かい合わなくてすむのです。

他にも、向かい合いたくないものから逃げていられるかもしれません。

被害者意識でいる特権により、実はいつしか加害者になっている可能性もあります。

被害者意識でいることで、それに対しても、正当性を持つことができるのです。

それに、被害者意識でいるときは、自分がとても無力なような気がしています。

自分でどうも出来ないと感じているのですから、なんとかしてくれる「誰か」に依存せざるを得ません。

ですから、依存するためにも、唯一自分がパワーを持てる特権、弱者の特権を手放したくないのかもしれません。

ですが、本当に人が一番パワーを持つのは

「自分の人生に全責任をもって生きる」という意識でいるときです。

被害者意識は、自分の人生の責任を、他人にまる投げしているともいえるでしょう。

その他人が、自分の望みを満たしてくれることを、子供のようにいつまでも期待し求め続けますが、

果たしてその願いは叶うかは...甚だ疑問です。

人が幸せに生きていくには、本当の意味での『自立』が必要です。

一見、経済的に自立していても、精神的には被害者意識の人もいます。

自分の幸せ、不幸の責任を自分でとるという意識、もし何か不満であるのならば

相手に求めるのではなく、自分で出来る努力をして変えていくということ。

もちろん、自分が傷付いた気持ちも本当のことでしょう。

相手が本当に悪いことをしたのも、事実なのかもしれません。

それでも、その状態で、自分がどうするのか、ということが本当の課題です。

被害者意識から、自分の人生に責任を持つ、自立の意識へ。

その変化を起こすかどうかは、本人次第ですが...

自分の人生を自分で作る、その生き方へのシフトは、幸せになるための必須のシフトだと

私は思っています。

なかなか被害者意識でいることがやめられない場合、

この状態でいることで、どんなメリットがあるんだろう? 

何か見ないように、感じないようにしていることはない?

何から自分を守っているの?

......

など、そっと自分に問いかけてみるといいかもしれません。