幸せのために〜自律神経を整える

こんにちは。

いつもありがとうございます。

ご相談を受けていて、人によっては物理的な問題や感情的な問題があるということ以前に、

単に交感神経が高ぶっている、あるいは、不安を発生させる扁桃体が暴走している状態なのでは

と思うことがあります。

だからよけいに過剰反応して苦しい、苦しいからさらに興奮してしまう、

という悪循環になっているのかと感じることがあります。

自分が心地よいと感じる生理的な状態には到底戻れず、理性が働かなくなるくらい、

感情が高ぶって自分の限界よりも目盛りが振り切れているようなとき、

そんなときどんなに建設的な意見を言っても冷静に聞いたり、

客観的に物事をみたりすることはできません。

不安で、つい占いに何件も電話をかけ続けるようなとき、

もしかしたら不安を暴走させるような脳の状態や、

苦しい神経の状態になっているとしたら、

まずは、自分を落ち着かせることが最優先だったりもします。

幼いときに、多くのストレスにさらされて育つと、扁桃体が暴走しやすくなるという研究が

あるそうです。

私もこの分野はしろうとなのですが、

それでも「今」を心地よく過ごせるようになるには、生理的な状態を整えることは大切だと感じています。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、どちらも必要なものですが、

現代では、ストレス社会で、どうしても交感神経優位になってしまう方が多いかと思います。

交感神経は、一度高ぶってしまい、過緊張になってしまうと、

自分でそれをゆるめることが難しいそうです。

ではどうするのか?

交感神経がアクセルだとすると、ブレーキである副交感神経を活性化させればよいとのこと。

副交感神経は、交感神経による心や身体のダメージを修復する機能もあるそうです。

副交感神経を働かせるには、「呼吸」を意識して行ないます。

おなかに意識を向けて、鼻からゆっくり息を吸って、倍以上の時間をかけて口から吐く。

これだけなのですが、毎日10分続ければ、セロトニンの分泌が増えて、その結果、

自律神経の安定化につながるそうです。

セロトニンは、扁桃体の暴走を抑えてくれます。

その他にも、自律神経を整える生活の仕方として

朝日を浴びる。(幸せホルモン「セロトニン」を活性化します。)

定期的に運動をする。無理のない範囲で。

規則正しい生活。睡眠導入のため、入眠前の刺激を避ける。眠るときは消灯する。

毎日、お風呂につかる。ぬるめの温度でゆったり。

食事のバランスに気をつける。セロトニンを生成する栄養をとる。

体を温める。首やまぶたの上。(腎臓のあたりも気持ちよいと思います)

自律神経を整えるストレッチを行なうのもとてもよいです。

どうも、自律神経で不安になっている場合でも、心からのアプローチよりも

身体の方から入っていく方法がよいそうです。

また、自律神経の状態は、なんと2、5メートル以内の人に影響を与えるそうです。

イライラしている人の側にいくと、なぜかイライラしますよね。

落ち着いている人の側にいくと、ほっとして落ち着いたりしますよね。

お母さんが穏やかで落ち着いていたら、それだけで子供に恩恵があるということです。

ぜひ、自律神経のケアを習慣にして、自分も周りの人も、心地よく過ごしていきたいですね。