アダルトチルドレンへの対処法

こんにちは。

いつもありがとうございます。

皆様、アダルトチルドレン という言葉をきいたことはありますか?

なんとなく聞いたことがあるけど、よくわからない、という方も多いのではと思います。

「アダルトチルドレンとは、子どもにとって安心かつ安全な場所として機能しない家庭(機能不全家庭または機能不全家族)で育ったために、幼少の頃のさまざまなトラウマ(心の傷)が原因となって、心や人間関係に障害をもつようになり、大人になっても生きづらい、生きづらさを感じている人々のことを指します。」

人によっては、全体の9割の家が機能不全家庭では、とさえ言っている方もいます。

最近、アダルトチルドレンのことを調べていて、すごく腑に落ちる内容をみつけました。

岡田式AC判別法 です。

岡田式AC判別法とは、虐待専門カウンセラーの岡田ユキ先生が自らの壮絶な虐待経験を乗り越える中で開発した日本人向けのアダルトチルドレン判別法です。

岡田式AC判別法では、人間を50%、100%、200%の3つのタイプに分類します。200%の人をアダルトチルドレンとしています。

私は大堀亮造氏のHPでこちらを見つけました。今日の内容はほぼこちらからの引用になります。

http://happyspiral.com/about/

  • 50%・・・甘やかし過ぎ、物事の道理を教えない、わがままさせ放題、叱らないという母性過剰&父性不在の家庭で育った人。普通の人の半分しか達成できていないのに100%できていると勘違いしている人です。傲慢、怠慢、厚顔無知、威張る、権威(資格や肩書)に弱い、自分勝手、自己中心的、利己的、プレゼン上手、何でも人のせいにする、言ったことをすぐ忘れる、無責任、これといった結果を出せていないという特徴があります。
  • 100%・・・両親が機能した家庭で育った普通の人です。
  • 200%(アダルトチルドレン)・・・厳しすぎ、否定し過ぎ、虐待、無視(ネグレクト)などの母性不在&父性不在の家庭で育った人。普通の人の2倍達成できていても50%しかできていないと勘違いしている人です。自己否定、自分が嫌い、自己価値が低い、NOと言えない、プレゼン下手、自分がない、他者中心で周りに気を遣い過ぎる、やり過ぎ、がんばり過ぎ、完璧主義、何でも自分のせいにする、言ったことをずっと覚えている、責任を取り過ぎる、いつも良い人、世話をする人、しっかり結果を出してきているという特徴があります。

いじめというのは、50%の人が200%の人をいじめるという構図だそうです。

そういわれると、すごく納得できます。

50%の人は、人のせいにして200%の人をいじめ、200%の人はいじめられても自分が悪いのかも、、などと思っていそうですね。

注目すべきは、50%と200%の人では、カウンセリングの対処方が逆だということです。

私のひとつ前の記事で、悩みへの対処法のことを書いていますが、相手によっても対処を変えなくてはいけないということですね。

頑張りすぎで自分責めすぎの200%人には、自分責めから脱却させ、自己イメージをあげる方向へ。

人のせいにしてわがままな50%の人には、甘え、言い訳、依存から脱却させて、責任がとれるように指導する方向へ。

これを逆にしてしまうと、頑張りすぎの人をさらに追い詰めてしまい、甘やかしてはいけない人をさらに甘やかしてしまいます。

また、大堀亮造氏は、父性の大切さを説いています。

父性とは

・ルールや規範を示す。ビジョンを示す。宣言する。方向性を決める。決断する。厳しさ威厳。強さ、闘う、鍛える。自立させる。しかる。

などの要素。

そういえば、癒しにかかわる人は、母性的な受容はしても、その先の方向性を導くということをしていないようです。

父性の必要性は、癒しのその先にあるのですね。

父性がはそのほかにも

・組織のリーダーとして責任をとる能力

・指導者として教え導く能力

にもつながります。家庭だけのことではないですね。

父性がないことで、様々な問題が起きてきます。

大堀亮造氏は、父性の重要性を伝えている貴重なカウンセラーです。

ご興味のある方はぜひ一読ください。