こんにちは。
いつもありがとうございます。
この自粛期間、たくさん本を読みましたが、
これは!!!と感じたのは、「セルフ・コンパッション」についての本でした。
「セルフ・コンパッション」(self-compassion)とは、自分に向ける「思いやり」「優しさ」「慈しみ」のことであり、自身の「強み」(長所)・「弱み」(短所)を認め、どんな状況下でも「あるがままの自分」を肯定的に受け入れられる心理状態のことである。また、それを実現する技法。
要は、こういう態度、考え方ができたら、ずっと生きやすく幸せ、と思える内容です。
以前から、自己否定や自己批判で自分には価値がない、、となってしまい
自分を苦しめている方への対処法がないものかと思っていましたが、
ありました!
しかも、すでに1000以上の研究のエビデンスもあるといいます。
セルフ・コンパッションの高い人の方が、健康状態が良いとのことです。
人生への満足感や幸福感が高まり、うつ・不安・ストレスが低減されるそうです。
人は自分に価値があると思いたい存在です。だからこそ努力して、結果を出して
自尊心を満足させようとします。
ただ、どうしても自尊心を高めることで勝負しようとすると、うまくいっているときはよくても
失敗したとき、負けたとき、自分が平均以下になったとき、また自分の劣等感がある部分に対して
自分を認めることができなくなってしまいます。
そうすると、たいていの場合、自己批判、自己否定をはじめます。
しかも、友人には同じ状況で優しい言葉をかけられる人も、自分に対しては辛らつになりがちです。
しかもかなり視野がせまく感情的になり、偏った状態になりがちです。
自分の弱いところ、ダメなところを受け入れるのは、
向上心がある人ほど難しく感じるのではないでしょうか。
自分に厳しく批判的にしないと、さらに自分がダメになってしまうと恐れて
自己否定する人もいますが、
結果的に批判的な態度は自分を痛めてしまい、自己肯定感が下がり、失敗を恐れて
行動できなくなるなど、より状態が悪くなってしまうことが多いです。
セルフ・コンパッションでは、自分への慈しみをもち、失敗に対しても励まし支えながら、
バランスのとれた見方をしながら、前向きに自分を保つことができます。
セルフ・コンパッションの態度は、ありのままの自分への愛です。
高じて、ありのままの他者への愛にもつながります。
私もまだ始めたばかりですが、この先ずっと日常の中で続けていきたいことのひとつになりました。
コメント