○●立像の由来○●

162364.jpg○●今日はよく聞く、又は見る立像の基本です○●

●大きく分けると4つのグループになります。

★如来

★菩薩

★明王

★天

◎如来像

 如来像は出家後の釈迦をモデルにしたものです。
釈迦は元は王子として
 地位や財産などあったが、それをすべて捨てて衣一枚で
出家したといい、そのことから如来像は衣だけをつけている。

 仏像の原型は釈迦如来像でその後に薬師如来像や
阿弥陀如来像、大日如来像などが造られた。

◎菩薩像

 菩薩は元々、釈迦の修行時代の呼び名で釈迦が
出家する前の姿を現す。
 その為、当時王子だったので装飾品や宝冠など
身につけた裕福な姿で造られている。

 菩薩は釈迦のいろいろな事の補佐をするもの
としてまつられている。
 弥勒菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩・観音菩薩など
考え出された。

 一番正しくは観世音菩薩で救いの手に様々に変容し
、意のままに救う。

◎明王像

7世紀になると密教が伝えられ、明王が存在すると
考えられるようになった。明王は如来の化身で人の
激しい煩悩「欲望」を凄まじい怒りの形相で説き伏せる
のである。

 不動明王を始め、様々な明王が造られた。煩悩を激しく
火焔で焼き付けてしまう一切の悪を徹底的に破壊すると
言われている。

◎天像

 天とはインドの神々が仏教に持ちいれられたもので
梵天・帝釈天・四天王弁財天などいろいろな
神の姿がある。

 これらはみな釈迦に諭されて仏教に帰依し、
釈迦・菩薩・明王を補佐する役割を持つ。

 四天王は東西南北をを護る。最大の鬼門の
北は四天王のリーダーである多聞天が単独で護っている。
多聞天は毘沙門天と呼ばれる。

○阿修羅像

 阿修羅は常に戦いをする悪神だったが、
釈迦に論されて守護神になった。

お寺にはそれぞれこれらの仏像が祭られています。
知識を持って見られるとより楽しいかもしれませんね。

○●オリジナルマイカレンダー・アーリアン慧●○