この番組で出場者たちに出された問題は、確かにかなり難しいものばかりでした。
たとえば、無作為(そう見える)に8段に積み重ねられたブロックの総数を答えろとか。
これを数学オリンピック金メダリストの女性は一目見ただけで答えます。
解説者もなぜこんなことができるのか全然わからないと言っていました。
今年の12月5日は金曜日ですが、2015年12月5日は何曜日でしょうとの問いには、別の回答者がこれも一瞬で答えました。
実はこれにはコツがあって、私も昔できました(もちろん時間は遥かにかかりましたし、今では完全に忘れています)。
いわゆるサヴァン症候群の人でこれが得意な人がいます。
そして、バーコードを見ただけで雑誌名を答えたり、リンカーンの演説の一部を完全に復唱したり。
テニスの全米オープンのコートから5560キロ離れたウィンブルドンまでボールを届かせるには時速何キロのサーブが必要か、なんて問題もありましたね。
あと、コンピュータとのゲーム対戦があり、これは8人のうち勝てたのは1人だけでした。
このように、思考系と知識系の問題が出されたのですが、残念なのは最後まで残った2人の間で行われた決勝戦の問題が結局、知識系だけだったことです(これでは普通のクイズと余り変わりせん)。
テレビでは思考系の問題は難しすぎて、視聴者が置いていかれるからでしょうね。
もう一度繰り返しておきますが、この番組で言うところの頭の良さの判断基準がこうなのであって、普遍性があるとは言っていません。
さらに続きます。
コメント