ギリシャの国民投票の結果が出たようです。
この文章を書いている時点ではまだ開票中ですが、これから情勢が変わることはないでしょう。
それでその結果ですが、「反対」です。
ギリシャの人たちは大きな間違いを犯しました。
将来を考えれば、答えは明白なのに目の前の苦しさを避けてしまった。
EU案に反対したところで、それで借金が棒引きになるわけではない。
そして、デフォルトが決定し、EU等からの支援が打ち切られると一層ひどい状態に陥ることは間違いありません。
EU離脱はまだ微妙ですが、そんなことになれば、本当に破滅の道を辿ることになるでしょう。
大体、こんな重要な決定を国民に委ねるべきではなかったのです。
そのために政治家がいます。
政治家が国民の代わりに考え、決断を下さなければいけません。
国民投票は一見、民主主義の最終的手段のように見えるかも知れませんが、よほど注意しないと国民の気分に流されてしまいます。
今回のギリシャの場合は準備時間もなかったし、国民は緊縮政策にうんざりしていました。
チプラス首相は思惑通りの結果に満足そうでしたが、国民を正しく導くこともできず、スタンドプレーをした挙げ句、責任を回避し、国を破滅に追い込んだ彼はギリシャの恥の歴史に名を残すでしょう。
では。
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