人は何でも食べてきた(続き)

20160408065346-188f1a59973161ae8f80b0c2e2362868d0b6af61.jpgきのうの続きです。

昨日、コーヒーの淹れ方を考え付いたのは凄いと書きましたが、よく考えてみるとこれも違いますね。

まず、植物の根や実、種を煎って、お湯で浸出させるという方法が見つけられたんでしょう。

そして様々なものを試した結果、コーヒーやお茶、ハーブ茶等にたどり着いたんだと思います。

タンポポの根を煎って粉にすると代用コーヒーになるのはご存知の方も多いと思いますが、本物よりもこちらの方が早かったのかも知れません。

どんなものでもそうですが、何か新しい方法が出来るといろいろなものに試してみるんですね。

それで上手くいったものが残るわけです。

特に保存食でさまざまな工夫がなされたようです。

たとえば、乾物なんかには沢山の種類があります。

中国ではナマコやアワビ、フカヒレも干物にされ、高級食材になっています。

それから鮨も保存食から始まっています。

最初はいわゆるなれ鮨だったわけです。

これは魚をごはんで包んで長時間寝かせるものです。

そして、ごはんを捨て、発酵させた魚を食べます。

なれ鮨の代表と言えば滋賀県の名産品「鮒鮨」ですが、臭いが強烈なので、はまれば大好きになりますが、駄目な人も多いでしょう。

実はこうしたなれ鮨は外国にもあります。

まあ当然ですね。

ニョクマム(魚醤)も多分ここから来ているんでしょう。

では。