イギリスのEU脱退

20160626082150-696d7aa4ee6fc82dc7496a79067d6d6a18b7025e.jpg国民投票の結果、イギリスがEUから脱退することになりました。

私はパリにいたこともあって、かなり昔からEU関係の仕事をしていましたので、ある意味、感慨深いものがあります。

それはいいとして、大変な接戦でしたね。

予想では残留派が勝つはずだったのですが。

ほとんどの専門家もそう思っていたようです。

キャメロン首相は完全に間違いました。

欧州諸国の首脳は、日本とは違って在任期間が長いし、指導力が日本の総理大臣なんかとは桁違いなんですが、それでもこの結果です。

フランスのオランド大統領やドイツのメルケル首相もかなり楽観していたみたいですが、他の加盟国に飛び火しないように必死になるでしょう。

これが昔なら、国(EU)を二分する戦争になっていたかも知れません。

アメリカの南北戦争みたいなものです。

余談ですが、多くの日本人が思っているところは異なり、アメリカは今でも合州国(昔の表記の仕方)でEUと結構似たところがあります。

私は今回の決定はイギリスにとって致命的なミスだと思っています。

回復不能のダメージを負い二度と立ち直ることはできないでしょう。

EU脱退に投票した人たちは、イギリスの問題をすべてEUに被せてきましたが、脱退してもほとんど事態は変わらないどころか、さらに悪化するばかりになることに愕然とするでしょうね。

ただ、脱退派の中心を占めていた高齢者はそのさまを自分の目で見ることはないのでしょうが。

今日は思いついたことを適当に書きましたので、まとまりがなくてすみません(いつものことかも知れませんが)。

では。