新聞を読んでいるとレディファーストについての記事がありました。
キャリアウーマンが後輩の男性社員を叱ります。
アメリカから来た女性を含めたグループを迎えた時に、レディファーストの作法ができてなかったからです。
なんでもレディファーストはこれからのグローバリゼーションの時代に絶対必要なのだそうです。
なるほどねえ。
しかし、世界的に見るとレディファーストは一部の国でのみ行なわれている習慣です。
人口で言えば、レディファーストを習慣としていない国の方が多い(アジア、アラブ、アフリカ等)。
ただ、アメリカがレディファーストにうるさいから合わせようとしているだけでしょう。
しかし、経済的、工業的に先進国だとしても、文化で言えばアメリカは新興国でしかありません。
たかだか250年足らずの歴史しかない。
なぜそんな国の習慣を見倣わなければいけないのでしょう。
アメリカから来た人を迎える時には、アメリカの習慣に合わせるのが当たり前だと言うのなら、日本人がアメリカに行く時は、アメリカ人は日本式で迎えてくれるのでしょうか。
アメリカ人が来た時は向こうの習慣で迎え、こちらが行く時も向こうの習慣に合わせる。
こんな卑屈なことをしているのは日本だけでしょう。
単に顔色をうかがっているだけと言うか。
日本には日本の伝統や文化があり、それを外国に行った時も、外国人を日本に迎える時も、堂々と守ればいい。
世界のグローバル化と言われていますが、それはアメリカの真似をすることではないと思います。
念のために書いておきますが、私は男尊女卑が良いとか、女性を大切にしなくてもいいと言っているのではありません。
意識の持ち方を言っています。
では。
レディファーストはグローバルスタンダードなのか?
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