続きです。
この別バージョンはどうも後付けのような気がします。
「井の中の蛙、大海を知らず」の「されど空の深さを知る」と同じような感じ。
寓話や諺は複雑すぎてはいけません。
単純な話に深い寓意が含まれるから意味があります。
きっと誰か小賢しい人が考えたのでしょう。
そのためにかえって野暮になっている。
それはいいとして、私に言わせていただけば、最初のバージョンも説教臭すぎると思います。
ありがちな意見かも知れませんが、北風のほうが男らしいし、率直でしょう。
太陽は余裕がありすぎて、厭味ったらしい。
そうなんです。
圧倒的な力がないと太陽型の対応はできない。
みんなそんなに力がない中、何とかしようと精一杯頑張るわけで、北風型になるのは当たり前です。
ただ、「割れ窓理論」(以前取り上げていますが、興味をお持ちの方はネット等で調べてください)なんかを考えると、確かに、一見、間接的で迂遠な方法が効果を上げることがあることも事実ですから難しいところです。
では。。
北風と太陽(続き)
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