3月末に、公正取引委員会が、朝日新聞社に「押し紙」問題に関する注意を行なったことはご存知でしょうか。
良く知られているように、新聞社やテレビ局は仲間の不祥事にはほとんど触れません。
だから、この「押し紙」問題もネット以外ではほとんど取り上げられなかったんじゃないかな。
ただ、国会でも関連質問があったくらいですから、まったく知らないふりもできなかったと思いますが。
参考までに説明すると「押し紙」とは、新聞社が広告料金を維持するために、宅配部数以上の部数を刷って、販売店に余分な新聞を押し付け、発行部数を水増しするという手法のことです。
そして、新聞社は販売店にこの押し紙の分も代金を払わせるため、明らかに独占禁止法に抵触します。
しかし、新聞各社はこれまでこの押し紙の存在を一切認めず、新聞業界最大のタブーとして隠蔽されてきました。
ですから、押し紙は、決して、朝日新聞社のみの問題ではないんですが、なぜか今回やり玉に上げられたの同社だけです。
政治的な力が働いたのかな。
ところで、全国の日刊紙の発行部数の2割がこの押し紙で、毎日1000万部が廃棄されていると言われています。
販売するつもりで印刷し、売れ残ったのなら仕方がない。
しかし、最初から廃棄するために印刷するのはまったくの無駄です。
こんなことをしている新聞社がエコを云々するのは悪い冗談としか言えないでしょう。
もう少し続きます。
では。
新聞社とエコ
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