二世タレントの事件(続き)

20160826090208-0077c98f39d70286e0a048d3fabd3f30e68acd61.jpg続きです。

昨日、事件を起こしたタレントの母親である女優が、謝罪会見を行いました。

詳しい内容についてはここではふれませんが、私は真摯な態度だったと思います。

しかし、彼女の、「親はバカな生きもので、こういうときでも子どもをかばおうとしてしまう。・・・不謹慎かも知れませんが、私はどんな時でもお母さんだから、姉はどんな時でもお姉ちゃんだから」と容疑者に話したとの発言を批判する声があるようです。

「『あんたなんかもう息子じゃない!』と子離れ親離れするのが筋」、「子が子なら親も親」、  「甘すぎるというか親バカ過ぎ」

なるほどねえ。

私の考えでは、親は最後まで子供の味方だというのは当然のことで、さらに言えば、必要なことです。

親馬鹿だとか、甘い、子離れといったことではなく、犯罪を行なった人間が最後に頼れる存在を失ってしまえば、更生のためのモチベーションがなくなります。

また、懲役を終えて出所した時に戻る場所がなく、再び犯罪を犯すような状況に追い込まれる恐れもあります。

芸能人に限らず、犯罪者に対する処置をもっと厳しくすべきだとの意見を良く聞きますが、すべての犯罪者を終身刑にするのでもなければ、刑期終了後の社会復帰の可能性を与えることは、社会の治安のために必要なのです。

要するに、犯罪が行なわれた場合、犯罪者の処罰だけではなく、更生および社会復帰までを一貫して考えないといけないと言うことです。

そして、そこで重要な役割を果たすのが、親や家族なのです。

では。