今日も、生死に関わる話をします。
なんだかずっと暗くて申し訳ありません。
私の尊敬する中村うさぎさんをご存知の方も多いと思います。
彼女は少し前に大病を患い、死の淵をさまよいました。
かろうじて生還されたのですが、その当時の状況を著書に記しています。
その中で特に気になったのは、彼女と友人とのやり取りです(レギュラー番組降板の件も結構話題に上りましたが、今日のその話ではありません)。
彼女がブログ等に「私はもういつ死んでもいい。それどころか早く死にたいくらいだ」といったことを書くと、「そんなことを言わないで生きてください」的な励ましのメールが来るのだそうです。
まあ、当然ですね。
そして、彼女の友人の一人も「非常に心配している。死にたいなんて言わずに、ちゃんと薬を飲んで長生きして欲しい」と書いてきた。
これに対して彼女は、「大きなお世話です。私の生き死にの問題は私が決めることで、あなたの感傷などは関係ありません」と答えたんですね。
この友人はショックだったでしょうね。
思いやりに対するまさかの逆ギレ、裏切りとも言える返し。
まあ、彼女自身も身も蓋もないと言っていますし、この時は病後に服用していた薬のせいもあって、かなり精神的に不安定だったようです。
それでも、彼女はこんなことをまったく考えていないわけではないんですね。
そして、友人が「よかれ」と思って書いたのだろうが、この「よかれ」との気持も彼女の神経を逆撫でにすると言っています。
続きます。
では。
他人の長生きの問題に口を出すべきではないのか
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