ドンペリ飲み放題

20160915074440-feda6c376c5a25c02f88bb9271da62b076843eed.jpg昨日のやや続きで、 今日はシャンペンの話をします。

シャンペンの製法を完成したのは17世紀の僧侶、ドン・ペリニョン(Dom Perignon※)だと言われています。

※Domと書きますがフランス語の発音はドン。誰かがわざわざドム・ペリニョンと表記していましたが、残念ながら間違いです。

シャンパンの製造工程は独特で、まず普通のワインを造り、これを壜詰めして、貯蔵庫で二次発酵させます。

ここで炭酸ガスが発生し、瓶の中に閉じ込められていきます。これが発泡する秘密ですね。

知っている人も多いと思いますが、フランスのシャンパーニュ地方の、限定された地区で栽培されたぶどうのみを原材料にして、しかも厳格な法律で定められた「シャンパーニュ方式」の条件を守って造られた発泡性ワインだけが、「シャンパン」を名乗ることができます。

日本では、ちょっと前までただ甘いだけのまるでサイダーみたいな発泡酒をシャンペンと呼んで、クリスマスによく飲んでいましたが、さすがに最近はこんなことはなくなったかな。

ただ、シャンペンは慣れない人には飲みにくいので、初心者にはカシス(黒スグリのシロップ)と混ぜたキールロワイヤルや、オレンジジュースと混ぜたミモザにするといいでしょう。

シャンパンはどの料理にも合うと言われているので、前菜、主菜、チーズと通して飲んでも構いません。

それから日本ではあまり知られていないようですが、ケーキを食べる時にもシャンパンを飲むことがあります。

まあ、好き好きですが、合わないこともありません。

そう言えば、昔、ドン・ペリニョンを製造しているモエ・エ・シャンドン社の工場を何箇所か訪問したことがあります。

モエ・エ・シャンドン社が日本で同社の製品を売っている大型酒店の経営者(最悪の客でした)を招待し、会社所有のプライベートジェットで移動したり、クルーズしたりの贅沢旅行で、宿泊も会社のシャトーでした。

旅行は1週間続き、毎日部屋にはドン・ペリニョンが1本置かれていました(通訳の私にも)。

そのために帰る時には鞄が重くて仕方がなかったことを覚えています。

そしてドン・ペリニョンの製造工場を訪問した夜は、ドン・ペリニョンのピンクが飲み放題のディナーとなり、ピンドンのマグナム瓶が次々に抜かれました。

実は私はシャンペンがあまり好きではないのですが、ドン・ペリニョンは美味いし、ピンクは最高だと思います。

ただ、さすがにドン・ペリニョンのピンクは土産には貰えませんでしたが。

ついでに書いておきますとドン・ペリニョン以上のシャンペンと言われるクリュッグはあまり感心しませんでした。

では。