昨日の話になんとなく続きます。
昨日紹介した文章の筆者が良い例ですが、ほとんどの人は自分に甘く、他人に厳しいものです。
たとえば、他人の失敗は能力不足が原因で、自分の失敗は周りのせい、または、運が悪かったからと考えます。
いいや、私は自分に厳しく、他人には優しいと言う人もいるかも知れませんが、きれいごとを言っているだけでしょう。
もともと人は、機会があれば、誰でも不正を働きます(実験で証明されています)。
もちろん重大な悪事ではありませんが。
みんなしているからとか、大したことがないとかと理由をつけて。
スピード違反が良い例でしょう。
それでも、自分は正直な人間だと考えます(ついでに付け加えると、自分は平均よりも優秀だとも思っています)。
有名なジョークがあります。
子供が友達の鉛筆を盗んだと学校から連絡を受け、激昂した父親は子供を厳しく叱りつけ、こう言いました。
「お前のしたことはとても悪いことだ。今度したら絶対に許さないからな!大体、鉛筆が欲しいのなら、どうしてお父さんに言わないんだ。いくらでも会社から持ってくるのに」
ことほどさように、他人と自分では、基準が異なるのです。
では。
人は自分に甘い
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