人は自分に甘い

20160923065537-e52d1e489e23ae3156d353ba478b22bbfbd2d0bf.jpg昨日の話になんとなく続きます。

昨日紹介した文章の筆者が良い例ですが、ほとんどの人は自分に甘く、他人に厳しいものです。

たとえば、他人の失敗は能力不足が原因で、自分の失敗は周りのせい、または、運が悪かったからと考えます。

いいや、私は自分に厳しく、他人には優しいと言う人もいるかも知れませんが、きれいごとを言っているだけでしょう。

もともと人は、機会があれば、誰でも不正を働きます(実験で証明されています)。

もちろん重大な悪事ではありませんが。

みんなしているからとか、大したことがないとかと理由をつけて。

スピード違反が良い例でしょう。

それでも、自分は正直な人間だと考えます(ついでに付け加えると、自分は平均よりも優秀だとも思っています)。

有名なジョークがあります。

子供が友達の鉛筆を盗んだと学校から連絡を受け、激昂した父親は子供を厳しく叱りつけ、こう言いました。

「お前のしたことはとても悪いことだ。今度したら絶対に許さないからな!大体、鉛筆が欲しいのなら、どうしてお父さんに言わないんだ。いくらでも会社から持ってくるのに」

ことほどさように、他人と自分では、基準が異なるのです。

では。