続きです。
それで「妻を娶らば才長けて、見目麗しく、情けあり」ですが、やや古い表現ですから、一応意味を説明しておきます。
奥さんにもらうなら、頭が良くて、美人で、情に厚い女性がいいなあ、といったところですね。
驚くような意見ではない。
見合結婚が主流だった時代の考え方のような気もしますが、今でもあまり変わらないかな。
しかし、鉄幹にとって晶子はどの程度この条件を満たしていたのでしょうね。
もうしわけありませんが、見目麗しいとはなかなか言えないような。
それはいいとして、やはりこういった理想の結婚相手の条件は頭で考えただけのものの感じがします。
現実を見ていないというか。
大抵の場合、まあまあのところで折り合いをつけるんじゃないかな。
私の考えでは、結局のところ結婚は相性ですね。
どんなに欠点があっても、理想からほど遠くても、なんとなく一緒にいたいと思うことがあるでしょう。
そんなものです。
大体、結婚相手に厳しい条件を付ける人はなかなか結婚できないと言われていますので思い当たる人は要注意ですね。
では。
妻を娶らば(続き)
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