観光名所にがっかり

20161103184555-e08b40e2d410c7ba123359350ea7a9ba85fdbf57.jpg大分前のニュースですが、英国で、訪れてみて失望した観光地に関する世論調査が実施されました(成人1267人が対象)。

その結果、世界でもっとももがっかりした観光名所に選ばれたのはパリのエッフェル塔です。

そして、パリのルーブル美術館が2位、ニューヨークのタイムズスクエアが3位となっています。

以下、バルセロナのランブラス通り、ニューヨークの自由の女神、ローマのスペイン階段、ワシントンのホワイトハウス、エジプトのピラミッド、ベルリンのブランデンブルク門、ピサの斜塔。

どうなんでしょう。

1位と2位がフランスだというところにイギリス人の悪意を感じますが。

まあ、それはいいとして、失望した理由が書いてないのではっきりとはわかりませんが、大体、いわゆる観光名所で本当に行って良かったと言えるようなところがあるんでしょうか。

大抵は人でいっぱいで、長い時間待たされたあげく、肝心の見学は駆け足なんてことがよくあります。

確かに、エッフェル塔は大して面白くないですね。

東京タワーと同じで、パリに住んでいる人は行きません。

ただ、中にあるレストランは観光客向けではなくて、結構おいしいと評判です。

それから、ルーブル美術館は面白いですよ。

観光客は時間がありませんから、ミロのビーナス、ミケの勝利の女神像、モナリザといったところをほんの1時間足らずで見るようですが、本当はものすごく広いですから、その日にみたいものを決めてゆっくり回ったほうがいいんです。

私は歩いて行けるところに住んでいたので、よく入館無料の日に散歩がてら見に行きました。

そう云えば、日本の観光名所ではどうでしょうか。

私がよく知っている京都にしても、金閣寺、銀閣寺、清水寺、平安神宮なんか見てもそれほど感動しないんじゃないかな。

どちらかと云えば、祇園なんかを散策したほうがずっと面白いと思います。

まあ、これはどこでも同じことで、パリでもサン・ミシェルやサン・ジェルマンのカフェに座って人の流れを見るのが一番有意義かもしれません。

どこに行くにしても、時間に余裕をもって、見たいところだけを見るのが一番いいでしょう。

では。