続きです。
繰り返しますが、シンデレラコンプレックスとは「白馬に乗った素敵な王子様がどこからか現れて、迷える女の子である自分を救ってくれる」という幻想を持つことです。
そう云えば、ちょっとズレますが、自分はマリー・アントワネットの生まれ変わりだと主張する女の子が何人もいました。
もちろん冗談なのでしょうが、心の底に王女に憧れる気持があることは間違いないでしょう。
程度の差こそあれ、似たようなことを考えている女性は多いんじゃないかな。
しかし、彼女たちは女王や王女に仕える侍従や侍女のことはどう思っているんでしょう。
王族や貴族にあごで使われ、わがままを耐え忍ばなければならない。
しかも、下手をすると気に入らないだけで首が飛ぶことさえある。
確率から云えば、こうした境遇の召使になる可能性のほうがずっと高いのに。
まあ、女性ばかりを責めることはできません。
男性でも武士を気取る人ばかり。
自らを戦国武将になぞらえる人もいます。
しかし、武士なんて人口の5~7%しかいなかったわけで、日本人の大半の祖先は百姓のはずです。
戦国武将に関してはさらに少なく、普通の人間はよくて雑兵でしょう。
まあ単なる夢想ですから、うるさく文句を言うこともないですが。
まだ続きます。
おとぎ話は良くない(3)
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