おとぎ話は良くない

20161201082509-5692296f1e0bd6adf052a1f3f6c73a45a32a8134.jpg前から考えていることですが、おとぎ話は良くないですね。

何が良くないかというと、たとえば日本のおとぎ話の場合、主人公が - おじいさんやおばあさんが多いようですが - 正直だというだけで、沢山宝物をもらったりします。

しかし、分不相応なお金を持つと大抵の場合、ろくなことになりません。

親戚縁者や近所の人たちからねたまれるでしょうし、人間関係が悪くなるでしょう。

大体、こんな話を読んだ子供は棚からぼた餅を期待するようになる可能性があります。

普段からまじめに働き、正直に暮らしていればいつか報われるとはいうのは、庶民のはかない願望なのでしょうが、現実はそんな甘くないということをきちんと教えたほうがいいんじゃないかな。

ついでに書くと、最近人気の桃太郎の話も酷いもんです。

桃太郎は鬼を虐殺した上に宝物を略奪するんですよ。

どんなに鬼が悪いことをしていようと、問答無用で殺したり、財産も自分のものにしていいわけがない。

今、こんなことをやったら凶悪な強盗殺人罪です。

それに、良く考えると、子供、雉、猿、犬なんてのに簡単にやられたことを考えると、鬼は弱すぎるし、大した悪人とは思えません。

宝物もちゃんとしたやり方で溜めたんじゃないかな。

そう考えると本当に酷い話です。

もう少し続きます(今回はややふざけていますが、明日からもう少しまじめな話になる予定)。

では。