ロブスターの話

20161227074748-bc88d45d669db096243cbba0cf566955551faf32.jpg牡蠣の次は、海産物つながりでロブスター(langouste)の話をします。

ロブスターは私も大好きなんですが、凝った調理法ではなく、ローストしたものが一番ですね。

レストランによっては水槽に生きたものを数匹飼っておき、客に選ばせることがあります。

そうでなくても、ロブスターを頼むとわざわざテーブルまで、持って来て見せたりします。

しかし、あるわけ知りは厨房に引っ込んでから、冷凍物に取り替えると言っていました。

まあ、本当かどうかは定かではありませんが、心配ならば信用できる店にいった方が良いでしょう。

日本でも伊勢海老は相当高いですね。

ロブスターも同じでなかなか食べられないので、私は通訳の客と一緒に食事をする時によく頼みました。

人の懐をあてにしていたわけです。

ある時、一人のクライアントとレストランに入り、メニューを見るとロブスターがかなり安かったんですね。

これはいいと思い、彼にも勧めて、二人で頼みました。

料理は申し分ありません。

安いわりには美味かったと喜んでいたら、請求書の金額が予想よりもずっと高いんです。

これは間違いだと思って、ウェイターに訊くと(フランスではレジーではなく、テーブルでウェイターに支払います)。

ロブスターの値段が勘違いでした。

私が1匹の値段だと思ったのは100グラムの値段だったんです。

普通、ロブスターは500グラムはありますから、料金は結局5倍になりました。

気まずい空気が私とクライアントとの間に漂いました。

私は必死で笑ってごまかしましたが、どう思われたでしょう。

決して故意ではなかったとはいえ、不注意でした。

では。