語学留学とバイリンガル

20170204073856-a335392c375ed0b70c7993a33301989325325dd4.jpg今日からしばらくバイリンガルと語学留学の話をします(かなり長くなると思います)。

まず、バイリンガルの本来の意味を説明すると、フランス語ではbilangueと書き、とにかく2ヶ国語を話すことで、両方が母国語レベルである必要はありません。

次いでに書くと、3ヶ国語はトライリンガルですね。

ここまでは知っている人も多いでしょうが、4ヶ国語以上になるとどうかな。

実は、マルチリンガルでも間違いではありませんが、正式にはポリグロット(Polyglot)と言います。

ところで、早くも話は逸れますが、フランス人が英語が話せても知らない振りをすると言うのは間違いで、彼らは本当にできません。

日本人とだいたい同じレベルと考えていいでしょう。

英語ができれば履歴書に書きますし、就職の時には大きなポイントにもなります。

よく求人なんかには2ヶ国語を話す秘書募集とありますが、フランス人は厚かましいので挨拶ができる程度でも応募します。

実際にそんな例を沢山見ました。

本題に戻ると、本当に2ヶ国語が完璧にできる人間は実は非常に少ないんですね。

日仏に限って言えば、私の知る限りではほぼゼロです。

また、私の大学の先生も1人しか知らないと言っていました。

今から、30年ほど前のことですが、状況はそれほど変わっていないと思います。

またまた、話は逸れますが、この先生はカナダ人の研究者で、寝る暇も惜しんで勉強するために、覚醒剤を飲み、そのため精神のバランスを崩してしまいました。

街を走り回り、警察に捕まったことがあると言う真面目なんだか不真面目なんだかよくわからない人です。

まあそれはともかくとして、日本語はものすごく上手でしたね。

私の情けないフランス語なんかとはレベルが天と地ほども違いましたが、自分は完全なバイリンガルではないと言っていました(日本語は大人になってから学んだそうです)。

勿論、彼が言うのは日常会話レベルの話ではなく、質の高いディベートができ、専門的な内容の研究論文を書けるといったレベルの話です。

続きます。

では。