すでに書いた通り、国によって代理出産に関する法律が異なり、また、商業的代理出産が許されている場合でも、費用が違います。
そのために特定の国(タイやインド)に代理出産を求める人が集中するんですね(これらの国では代理出産はビジネスになっていて、専門仲介業者までいるそうです) 。
要するに、法律で禁止されているために、自国ではできない裕福な国の人たちが、それが可能な貧乏な国で代理母を探すわけです。
そして、ほとんどの場合、代理母になるのは、金銭的に恵まれない人たちです。
これでは、裕福な人間の傲慢な行為と言われても仕方ないでしょう(養子縁組でも同じ)。
一部の人たちの指摘通り、赤ん坊をもの扱いしていることになりますし、ある意味では、命を金で買っている。
こうした傾向に歯止めをかけるには、まず各国レベルで法律を整備するべきでしょう。
法的抜け道をなくすために、外国でのそうした行為を禁止するわけです(可能かどうか知りませんが)。
そして、国際レベルでも、協定等で関連法規の平準化を図る(当然ながら時間がかかりますが)。
ただし、法律で禁止しても闇ビジネスとして地下に潜る可能性が非常に大きいと思いますが。
では。
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