20170306123302-58c2c42cea2dc1f1f3c82a7af2bbbae2d8f5fca7.jpgディアによると、中国当局は理解に苦しむ中国料理の英語表記を改め、レストランへの普及を始めたとのことです。

今まで中国料理の英文表記はレストランごとにばらばらで、中にはとんでもないものもあったんですね。

たとえば、「性生活のない鶏」はどんな料理かわかりますか。

生後2カ月ほどの若鶏を焼いたり、揚げたりしたもので、中国語では「童子鶏」(幼い鶏の意)と呼ばれているものです。新しい英文表記は「スプリング・チキン」となります。

まあ、確かに性生活はないでしょうが、翻訳した人は何を考えていたのかなあ。

また、豚の肺などの内臓を辛く炒めた四川料理「夫婦肺片」には「ハズバンド&ワイフズ・ラング・スライス」(夫と妻の肺のスライス)という恐ろしい名前が付いていました。

これは「ポーク・ラングス・イン・チリソース」(チリソースを使った豚の肺の料理)に改められます。

ただし、清の乾隆帝が名付けたとされる「乞丐鶏」(こじきの鶏の意、泥を塗りこんで焼いた鶏料理)のように、料理名に長い歴史があるものは、英語に直訳することにしているそうです。

ですから、「乞丐鶏」はそのまま「ベガーズ・チキン」になります。

また、「仏跳墻)(お坊さんが寺の塀を乗り越えてやってくるほど美味しいという意)のように翻訳が難しいものは、そのまま中国語の発音通りに表記することにしたそうです。

続きます。