マナーについて書いていて思い出したのですが、宛て名等に使用する「様」に3種類あることをご存じですか。
以下に簡単に紹介します。
まず、「永様」です。
「様」の字のつくりの下部を、楷書で正しく「永」と書いた、「樣」です。
相手を最も尊敬した書き方とされます。
次が「美様」で、「様」のつくりを美の字の草体のように書くものです。
具体的には「檨」と書きます。
永様に次ぐものです。
三番目が「平様」で、普通に使用される「様」です。
目下の者に用いるとされていますが、通常はこの文字が使用されているようです。
しかし、こんなことはほとんどの人が知らないでしょう。
それをたまたま知っている人間が常識だなんて言い出すのかなあ。
様と殿の違いにうるさい人がいますが、これを聞いたら、様の種類についても、血眼で調べるなんてこともありそうですね。
私は、こうした人に順位を付けるようなやり方は、早く止めるべきだと思います。
時代後れもいいところですから。
では。
コメント